診療科挨拶

大変な努力の先にある大きな喜び
オリジナル手術で低侵襲に患者の命を救う

心臓血管外科【教授】尾﨑 重之

努力が求められるが、やりがいがある診療科

心臓血管外科は患者さんの命に直結する診療科です。

ですから、当然のことではありますが、妥協は許されません。医師が諦めれば、患者さんの死につながる診療科なのです。体力も求められますし、他科に比べて努力も必要です。トレーニングの期間も長く、一人前になるまでの時間もかかります。

でも、その分それを乗り越えたときの喜びはとても大きなものとなるはずです。がんの手術とは違い、機能の再建が必ず必要になるのが心臓の手術ですので、努力して上手くなればなるほど多くの患者さんを救えます。

だからこそ、努力のしがいがある診療科だと言えるのです。

若いうちから手術経験を積める環境。女性医師も歓迎

心臓血管外科で行う手術は、心臓の手術だけではありません。

下肢静脈瘤の手術や透析シャントの手術、末梢血管の手術など、比較的熟練を要さないものもあります。こういった手術は若手の先生にも積極的に取り組んでもらうようにしていて、手術の面白さを学びながら、最終的には心臓手術を目指してもらっています。

また、手術において女性の手の動きは男性に比べて柔らかく、しなやかで外科医に向いていると私は考えています。開胸など力のいる作業でも、知らず知らずのうちにコツを掴むようになるので、女性医師でもできるようになるものです。体力的なハンデはあるでしょうが、女性医師の入局も歓迎しています。