先輩医師の声
機能を回復してから患者さんを帰すことができる
高遠 幹夫(助教:2010年入局)
心臓血管外科以外の外科では、悪いところを切除して、機能的に下がった状態で退院する患者さんが多くなります。
一方で、損なった機能は作り直し、回復した状態で患者さんを帰せるのが心臓血管外科の魅力の一つだと思います。医師を志したときから脳神経外科との間で迷っていましたが、そういった理由でこちらを選びました。
やって覚えて、見て覚える
当科は開心術だけで年間230件とかなり多く、末梢血管や静脈疾患を含むと約400件の手術があります。外科医としてやっていく上で、コンスタントに手術に携わることができるのは有意義なことです。
また、自分でやるだけでなく、教授や先輩医師の手術を間近で見て学べるということにも大きな意味があると思います。
根性があるだけじゃダメ。頭を使う診療科
体力が求められる診療科であることは事実なので、根性のある人が向いているとは思うのですが、それだけではありません。循環器の病気は一般的に素直なものが多く、正しい治療をすれば良くなるケースが多々あります。
そのため、しっかり頭を使って考えることも大切なので、頭を使うのが好きな人にも向いている診療科だと感じています。