診療科挨拶

アトピー性皮膚炎を中心に幅広い疾患に対応
内科、外科、病理が一科でこなせる大きな魅力

皮膚科【准教授】福田 英嗣

人体最大の臓器を診察。アトピー治療に自信

私たちが診察する皮膚は体全体を覆っている臓器ですので、人体の中で最も大きな臓器ということになります。体の外側と内側をバリアしているだけでなく、免疫機能や内分泌機能などさまざまな生理機能を持っています。
当科では、前任教授の時代から特にアトピー性皮膚炎の治療に力を入れています。重症の患者さんも多く、中には通院が困難な方もいるほどです。そういった患者さんに対して、1週間から2週間の入院療法などを取り入れ、積極的に治療を行っているのが特徴ですので、アトピー性皮膚炎について学びたい先生には打って付けの医局であると自負しています。

内科、外科、病理。すべてができる魅力ある診療科

皮膚科の治療では注射薬や塗り薬などを使った内科的治療はもちろん、外科的な治療を行うこともあります。皮膚腫瘍には良性のものから悪性のものまで、種類を問わず多くのものがあり、そういったものを外科的手技で切除することも日常的にあることです。さらに、切除した組織を病理組織診断するのも大きな特徴です。1つの診療科の中で内科療法、外科療法、そして病理組織診断まで行えることは、幅広い知識を求められる大変さもあるとは言え、医師として大きな魅力を感じる部分なのではないでしょうか。