先輩医師の声

転科で感じる腰を据えた働き方

松本 千夏(レジデント:2018年入局)

私は初期研修の後、救急医として働いていました。救急もやりがいがあって好きだったのですが、1つの病気を探究していく時間を取ることは簡単ではありませんでした。皮膚科に移ってからは、じっくり論文を読んだり、患者さん一人一人のことを考える時間が増えたので、新たなやりがいを感じるようになりました。

“犯人捜し”の苦労と喜び

皮膚疾患には原因がなくても起きるものもあるので、なかなか診断名が付かないことがあります。何度も皮膚生検を繰り返しても犯人が捕まらず悩むこともしばしばです。その反面、その犯人捜しが面白い部分でもあり、いろいろな報告や文献を調べて、最終的に答えにたどり着けたときはうれしくて「やった!」という感じです。

他科との関わりも多い科。違う視点を学ぶ機会

内科でも外科でも皮膚に異常が出ることはあるので、他科の先生とも関わりの多い診療科です。どの科の先生にもお役に立てているかなと思います。他科の先生とのやり取りで「こういう病名じゃないか」と言われると、他科の先生にはそう見えるんだ、と皮膚科とは違う視点を学ぶことができ興味深いです。

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