診療方針

当科の特徴

1. アットホームな雰囲気

当科では臨床実習の学生、初期研修医を含めて、診療・教育・研究に携わる全ての人々の意見を大切にしています。また各人の価値観や人生設計を尊重して協力し合いながら仕事を進めています。

2. 国際的な活動と最先端の臨床・研究

関節リウマチ、脊椎関節炎、全身性エリテマトーデスなどにおける多くの国際共同治験・研究に参加して、研究成果の学会発表や論文執筆にも参画しています。こうした活動に伴い、最先端のさらに先を見据えた独自の研究を構築することができます。国内においても厚労省研究班などの活動を通じて、ガイドラインの策定にも貢献することができます。

3. 長期予後を重視した臨床:「膠原病をきれいに治す」、そして「膠原病を二度なしに」

当科では「膠原病をきれいに治す」を常に心がけています。そのために近隣の医師や他の診療科と密に連携して早期診断と早期治療を実現すること、さらには副腎皮質ステロイドの投与は最小限となるように急速減量を原則として、副作用を最大限回避しています。そのかわりに免疫抑制薬や抗リウマチ薬、生物学的製剤の積極的な併用療法を推進しています。
また、免疫学は麻疹などに一度罹ったら二度は罹りにくい「二度なし」現象を解明するために発展し、予防接種の成功に結実しました。膠原病の予防はまだ出来ませんが、再燃を繰り返すことが病気の特徴の一つです。寛解導入後には長期的にも二度と再燃しない「寛解維持」を重視して治療を行っています。

4. 関節超音波検査の活用

当科では週に5日、関節超音波外来を開設し、関節リウマチや脊椎関節炎などの関節炎疾患に対して検査を実施しています。当科ではこの分野の草分け的エキスパートの一人である小倉剛久講師の指導により、すべての医師が関節超音波検査の高度な技術を身につけ、診療にあたっています。関節超音波検査では医師と患者さんが同時にリアルタイムで画像を確認できるのが大きな長所であり、患者さん自身が自分の病状や治療の必要性などを理解・納得することに役立ちます。また、関節超音波検査で正確な診断を行うためには解剖学についてよく理解する必要があるため、医師の診察スキルの向上にも非常に役立っています。