糖尿病・代謝・内分泌内科

診療科紹介
上芝 元

ごあいさつ

2019年4月1日から、上芝 元が糖尿病・代謝内科の教授として赴任いたしました。糖尿病は2019年3月に厚生労働省から発表されたデータに糖尿病で通院している方の総数が過去最多の328万人超に、とあります。しかし、通院していない方や予備軍の方まで含めると約2000万人になるとも言われております。このことからも糖尿病は生活習慣病の代表的な疾患の1つと言えると思います。

一方、糖尿病と診断されても、生活習慣を見直し努力すると一見治癒したかのように、健常者に近い生活を楽しめる方も多数いらっしゃいます。糖尿病は病状や重症度など病態が多岐にわたり、治療の目標も各々の方で異なり、専門的な観点からの治療を要する疾患です。糖尿病治療の最終到達点は健常な方と同等に楽しい生活を満喫し寿命をまっとうすることと言えると思います。そのためには、慢性合併症の発症予防とその進展抑制も重要です。

これらの目標を達成するため包括的なチーム医療が有効です。当院では糖尿病のことをよく知る心温かい看護師、管理栄養士、薬剤師、検査技師、理学療法士などの医療スタッフがチームを組んで入院中の糖尿病教室を開催して、糖尿病の治療に積極的に参加しています。

また、内分泌・代謝疾患の診療も当科では担当しております。下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎、性腺を中心とした内分泌疾患、および脂質異常症、高尿酸血症を中心とした代謝疾患です。病状によっては、他の診療科と協力して、診療にあたることも多くあります。大橋病院の総力をあげて、関連する各専門科と密接な連携をとり診断と治療を実施して参ります。よろしくお願いいたします。

上芝 元

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