診療科挨拶

広い守備範囲をカバーする専門領域の豊富さが魅力
多様性を重視し、教育や研究も積極的に

糖尿病・代謝・内分泌内科【教授】上芝 元

3つの領域を並行して学べる貴重な場

当科での診療において圧倒的に多いのは糖尿病の患者さんで、全体の8割以上を占めています。しかし、代謝や内分泌も標榜している通り、代謝領域では脂質異常症や高尿酸血症、内分泌領域では副腎や下垂体、性腺系などの疾患も多く扱っています。施設によっては複数の診療科にまたがる3つの領域を一科で研修できることは大きなポイントですし、糖尿病学会の専門医資格だけでなく、内分泌学会と甲状腺学会の専門医資格も取れる施設となっていますので、各分野を並行して幅広く、効果的に学ぶことのできる医局になっていると自負しています。

多くの症例と向き合い、幅広い知見を得られる

当科で後期研修に取り組む若い先生においては、いろいろな症例を見てもらいたいと考えています。糖尿病一つとってもその背景にあるものはそれぞれに違い、患者さんごとに対応の仕方が微妙に変化しますので、経験を積みながらそういった部分も学んでほしいです。
糖尿病の患者さんは他の病気を併発していることも多いですし、周術期の血糖コントロールにも携わりますので、必然的に他科の先生との関わりも多くあり、糖尿病にとどまらず幅広い分野の知識や治療法を学ぶ機会があるというのも当科の興味深い点だと思っています。