教育・研修

大橋病院 病理診断科での病理専門研修プログラムの特色

東邦大学医療センター大橋病院病理診断科の専門研修プログラムでは、経験豊富な指導医のもとで数多くの症例を経験することにより、正確な診断を行うための技能、知識を習得し、患者さんや臨床医から信頼される病理専門医を育成することを目標としています。

入局後はじめの3年間は、当科の後期研修プログラムに沿って研修を行います。

病理診断業務は、組織診・細胞診・迅速診・病理解剖の4つに大きく分けられます。当科では、いずれに対しても、偏りのない内容で適切な症例数を専攻医に提供することができ、病理専門医の受験資格に必要な数を期間内に経験することができます。特に病理解剖は全国的に減少傾向にあり、期間内に受験資格を満たすのが大変ですが、当科のプログラムでは、連携施設でも修得できますので、受験資格に必要な数を経験できます。
2020年現在、当科には3名の病理専門指導医が在籍していますので、1人の専攻医に対して常に複数の指導医が指導、評価することができています。指導医は、専攻医の技能習得状況を正確に把握し、その情報を指導医同士で共有しながら研修を進めています。

診断技能のみならず、チーム医療の一員として臨床検査技師や臨床医との連携、難解症例の扱い方、さらには医療安全、感染対策、医療倫理を習得します。その一方で、大学院での学位取得を目指しながら研修を行うことも可能です。さらに、教育者や研究者など幅広い進路にも対応しています。

連携施設

当科は、付属病院をはじめとする大規模病院から地域に根差した中核病院まで7病院と連携しています。各連携施設には、サブスペシャリティを有する病理専門指導医が複数在籍しています。専攻医の年次や習得状況に応じて連携施設へ派遣することにより、基幹施設のみでは十分に経験できない領域の症例の経験を積むことが可能です。また、多種多様な環境で病理医としての能力を発展させ、診断能力を向上させることもできます。

東邦大学医療センター大森病院
東邦大学医療センター佐倉病院
横須賀市立うわまち病院
国家公務員共済組合連合会 東京共済病院
独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)東京高輪病院
成田赤十字病院
医療法人社団 緑成会 横浜総合病院

専攻医の受け入れ人数

2020年現在、本研修プログラムにおける剖検数は年平均43例、病理専門指導医数は少なくとも当科に3名在籍していることから、3名(各年度に1名)の専攻医を受け入れることが可能です。
2021年度(令和3年度)の専攻医受入定員は1名です。
入局手続きは入局希望の方へをご覧ください。

医学生の方へ

病理は臨床医になってからも各方面で関わってきます。
自分の目で見たり、体験することはとても大切!
あなたも学生の間に病理を体験してみませんか?

*本学の学生に限らず、他大学の医学生の見学も受け入れています。
ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

実習や見学にこられた医学生からのコメント

見学・入局説明会

見学・医局説明会を随時行っております。
少しでも病理に興味のある方(医学生も可です)がいらっしゃいましたら、下記までお気軽にご連絡ください。

連絡先

東邦大学医療センター大橋病院 病理診断科
医局長  横内 幸
E-mail:opatho[atmark]oha.toho-u.ac.jp
([atmark]を半角の@に置き換えてください)