診療方針

基礎と臨床、どちらにも取り組める研究体制

研究にも積極的に取り組んでいて、足の病変に関する研究が当科の特徴です。循環器内科と協力して、新規治療薬の治験についての研究が現在進行中です。また、顔面神経麻痺や悪性腫瘍の臨床研究も行っています。
大橋病院に限らなければ、東邦大3病院の中で医学部病理学教室や解剖学教室と連携しての基礎的研究も行っています。病理学教室とは創傷治癒に関連した血管鎮静やファイブロブラストについてなどを、解剖学教室とは血管神経の軟部組織や皮膚の血管支配、神経支配に関するものなど、多岐にわたる研究を行っています。したがって、基礎研究に興味のある若手医師も大いに歓迎しています。

小規模医局だからこそのメリットがある環境

現在、当医局には3名の医師しかおりません。しかし、人数が少ないことはデメリットを生むばかりではありません。先にも述べたように、多くの実践経験を積むチャンスがありますし、他科と協力し合うことを通じて勉強する機会も増えていきます。
形成外科では生死に関わらない患者さんを診る機会が多くありますが、その一方で悪性腫瘍や足の病変など、しっかりと治療しないと命を落としてしまうケースだって少なくありません。そういった目線も忘れずに持って患者さんと向き合い、関わり合っていく中で、できるだけQOLを高めるということが私たちの仕事なのです。