教育・研修

大橋病院呼吸器内科における内科専門研修プログラムについて

わが国においては、アレルギー疾患の増加、世界に類を見ない高齢化社会、先進国としては高い喫煙率などを反映して、肺炎や肺癌、気管支喘息、COPDといった呼吸器疾患が年々増加しており、呼吸器内科医の需要が高まっています。しかし実際の医療の現場では、循環器や消化器などに比較して呼吸器内科専門医は未だに少なく、その育成が大きな課題となっています。 2019年12月に端を発した新型コロナウイルスのパンデミックの際にも、肺炎の診療に従事する呼吸器内科医の需要が高まりました。今後呼吸器内科専門医の重要性がさらに増加してゆくことが予想されます。
東邦大学医療センター大橋病院呼吸器内科では初期臨床研修を修了し、呼吸器内科の専攻を希望される医師に対して、3年間の内科専門研修を充実させて、普遍的知識、技術、判断力及び医の倫理を有するジェネラルマインドを持った内科医の育成を目指します。 内科専門研修修了後の4年目以降は東邦大学医療センター大橋病院呼吸器内科、関連病院呼吸器内科にて引き続き診療・研鑽しながら内科専門医(日本内科学会)、呼吸器専門医(日本呼吸器学会)は勿論のこと、その他にアレルギー専門医(日本アレルギー学会)、気管支鏡専門医(日本呼吸器内視鏡学会)の取得を目指していきます。また、内科専門研修中や修了後も論文作成、学会発表も積極的に行っており、上級医からの熱血な指導を受けることも可能です。大学院入学の希望者がいれば、内科専門研修の兼ね合いもありますが柔軟に対応しますので、お気軽にご相談ください。

内科専門研修の内容

基本的な流れとして1年目は東邦大学医療センター大橋病院の各内科2ヵ月間を基本として他科をローテーションします。2年目は関連病院での内科研修を行い、3年目は呼吸器内科でのサブスペシャリティ研修となります。

※上記はあくまで一例です。入局者の人数によっては関連病院2年間、東邦大学医療センター大橋病院1年間ということもあります。

週間スケジュール

基本的には下記のスケジュールに沿って動いていきます。大学病院の中ではかなり早いかもしれませんが、若手のうちから週1コマの初診/再診外来をやって頂き、悪性疾患や感染症、アレルギー疾患など様々な呼吸器疾患に対する迅速な対応力をつけて頂きます。一般外来以外にも救急外来に来院される患者さんの対応もします。また週3日呼吸器内視鏡検査もあり、若手の先生には積極的にチャレンジして頂いております。入院患者さんに関しては主治医として受け持ち、全体カンファレンスや教授回診、チームカンファレンスを通じて、最新のエビデンスに準じてどうマネジメントしていくか学んで頂きます。大学病院ならではのUp to dateやPub Med等がいつでも使用できる環境であるので常に疑問を持って診療して頂けたらと思います。

当科の内科専門研修における内科連携施設

東邦大学医療センター大森病院
医療法人社団 東京巨樹の会 東京品川病院
社会福祉法人恩賜財団 済生会横浜東部病院
SUBARU健康保険組合 太田記念病院
地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター
独立行政法人地域医療機能推進機構 東京高輪病院

※上記以外にも将来のキャリアプランを考えて研修したい病院があれば、そちらに行くことも可能です。

呼吸器内科専門研修キャリアパスイメージ

冒頭でも述べましたが、内科専門研修が終わり、内科専門医や呼吸器専門医取得後はさらにサブスペシャリティに応じて総合内科専門医、アレルギー専門医、気管支鏡専門医なども習得可能です。さらに大学院に入学し、基礎研究や臨床研究を行い、学位取得を目指したり、国内・国外留学もチャレンジすることも出来ます。また出産や育児、介護、家庭の事情等があっても我々スタッフは先生方のキャリアプランに合わせて最大限に活躍できるように応援していきます。