診療科挨拶

内科外科の両方をこなし、広範な疾患に向き合う
第一人者のもと、幅広い選択肢が得られる環境が魅力

泌尿器科【教授・診療部長】関戸 哲利

内科外科を問わず、広範囲の診療を網羅

1964年の東邦大学医療センター大橋病院開院と同時に創設された泌尿器科は、男性不妊を除く泌尿器科分野のほとんどの診療を行っています。
泌尿器科では内科領域と外科領域のどちらもが求められ、また、小さなお子さんからお年寄りまで、男性も女性も問わずに訪れます。泌尿器がんのような命に関わる病気から、排尿障害や尿失禁といった身近なトラブルまでを対象に、非常に広範な治療を行う診療科です。
病院全体の風通しも決して悪くなく、他科の先生と相談をすることもあり、研修医の先生にとっても知識や技能を増やすチャンスの多い科です。

考えることができる医師を育てる

人材育成においては、科学する心を持った泌尿器科医であるurologic scientistと手術の名手としての泌尿器医であるurologic surgeonの両方を兼ね備えた医師の育成に尽力したいと考えています。手術を行う場合にも、なぜその手術が必要なのか、手術手技は妥当なのか、手術以外の方法はないのか、といったことをしっかり意識し、より低侵襲あるいは外科的治療が不要となるような治療法の進歩にまで考えを巡らせる泌尿器科医になってほしいと思います。
先にも述べたように、泌尿器科で扱う疾患は幅広く、内科外科の分け目がありません。研修医にとっては、習得すべき事が多いので、ある意味大変な診療科とも言えますが、モチベーションの高い欲張りな後期研修医の先生方には、おすすめの診療科です。