泌尿器科

診療科紹介
関戸 哲利

ごあいさつ

東邦大学医療センター大橋病院泌尿器科は、昭和39年 (1964年) 大橋病院開院とともに開設され、初代 松島教授、第二代 三浦教授のもと、泌尿器科のほぼ全ての分野に対応可能な高度な診療体制を確立し、城南・西地区の基幹施設としての役割を担って来ました。

小職着任後は、泌尿器がんを中心とした様々な疾患に対する腹腔鏡手術、軟性尿管鏡を用いた腎尿管結石砕石術、経皮的腎尿管結石砕石術、ホルミウムレーザーによる経尿道的前立腺核出術を導入しました。女性泌尿器科分野では、専門外来を設置し、尿失禁手術、女性骨盤臓器脱手術などを導入しました。また、小職の専門分野の一つであります排尿機能障害分野の専門診療に関しては、2017年に排尿機能学会の認定医と難治性過活動膀胱に対する仙骨神経電気刺激療法の治療資格認定を取得するかたわら、院内の排尿ケアチームにも積極的に関与するなど、飛躍的にパワーアップしております。2019年には『脊髄損傷における下部尿路機能障害の診療ガイドライン』委員長を拝命し8年ぶりの全面改訂版を作成いたしました。
一方、泌尿器がん診療に関しては、2016年に手術支援ロボットである「ダビンチ」の操作資格を取得し、大森病院泌尿器科の先生方の御協力を得ながらロボット補助下の前立腺がん手術を大森病院で行なっております。さらに、新病院では、放射線治療がリニューアル再開し、泌尿器がんの治療が益々充実したものとなっております。

関戸 哲利

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