学術活動
診断学
神経
SPECTに対する統計解析であるeZIS解析は、主に神経内科領域や精神科領域で利用されているが、くも膜下出血後の血管攣縮を中心に、脳外科疾患に対する有用性の検討を行っている。
空間解像度に劣るSPECT画像において部分容積効果の影響は無視できないが、これまで臨床的な検討はなされてこなかった。特に脳外科疾患に対し、MRIを用いて部分容積効果の補正を行い、その有用性を検討している。
空間解像度に劣るSPECT画像において部分容積効果の影響は無視できないが、これまで臨床的な検討はなされてこなかった。特に脳外科疾患に対し、MRIを用いて部分容積効果の補正を行い、その有用性を検討している。
腹部
ヨード造影剤には少なからず副作用があることが知られており、また同じヨード量の造影剤でも製品により副作用の発現頻度が異なることが知られている。しかし、どの程度発現頻度が異なるかは知られていない。ヨード量の同じ5種類の造影剤をランダムに使用し、発現頻度に有意差があるかを検討している。
悪性腫瘍による狭窄に対するステント留置後の胃排泄能の検討を、核医学的手法を用いて行っている。
悪性腫瘍による狭窄に対するステント留置後の胃排泄能の検討を、核医学的手法を用いて行っている。
乳腺
MMG 読影会を毎週月曜日に開催し、目黒区乳癌検診症例を中心にMMG読影の向上を図っている。術前MRIにより乳癌の広がり診断を、手術前日にはセンチネルリンパ節シンチグラフィを施行し、術前診断や手術の術式決定にも最新の医療を提供している。手術所見や病理組織と画像所見とのretrospectiveな対比検討も行っている。
胸部・小児
ラマン分光の医学応用に関する研究を行っている。特に肺組織では癌、炎症の特異的なスペクトラム解析が行われている。
治療
乳癌の罹患率の上昇とともに、全放射線治療中に占める割合が増大している。乳房温存術後の術後照射や予防照射、および姑息的照射について患者のQOLを保ちながら治療効果を検討している。
研究業績