肺がんの分類
肺がん(肺癌)は肺から発生するがんの総称です。肺がんは、その性格、悪性度、今後の見込みを考え、さらに治療法を決定するために、いくつかの分類があります。
肺がんは、肺がんの顕微鏡検査により以下の二つに分類されています。
肺がんは、肺がんの顕微鏡検査により以下の二つに分類されています。
- 小細胞肺がん
- 非小細胞肺がん
小細胞肺がん
小細胞肺癌(しょうさいぼうはいがん)は、比較的少ないです。進行が早いので、発見時にはすでに転移(飛び火)をしてリンパ節や全身に広がっていることが多いです。抗がん剤や放射線治療に対して比較的よく効きます。
非小細胞肺がん
非小細胞肺癌(ひしょうさいぼうはいがん)は、肺がんの多くを占めております。早い時期に発見して、手術をすれば、治ゆする可能性があります。抗がん剤や放射線治療に対して小細胞肺がんと比べると効きが良くありません。
非小細胞肺がんは、顕微鏡検査によりさらに次のように分類されています。
非小細胞肺がんは、顕微鏡検査によりさらに次のように分類されています。
- 腺がん
- 扁平上皮がん
- 大細胞がん
- その他
腺がん
腺(せん)がんは、肺の末梢にできることが多く、咳などの自覚症状がでにくいがんです。レントゲン写真に写りやすく、しばしば健康診断で発見されます。
扁平上皮がん
扁平上皮(へんぺいじょうひ)がんは、喫煙との関係が深く、肺の根元にできることが多いです。
大細胞がん
大細胞(だいさいぼう)がんは、肺の末梢にできることが多いです。非小細胞肺がんのうちでも性質の悪い肺がんです。