検査について

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耳鼻科系検査(聴力など)

標準純音聴力検査

難聴にはいろいろな原因がありますが、疾患によっては治療を急いだ方が良い場合もあります。難聴の区別をする為にも重要な検査で、普通に音を聞く方法(気導聴力)と、骨を伝わって音を聞く方法(骨導聴力)の2種類を調べます。125~8000Hzの純音をいくつか聞いて、聞こえたら応答ボタンを押します。検査所要時間はおよそ15分です。

ティンパノメトリー検査・耳小骨筋反射検査

ティンパノメトリー検査は、鼓膜に陽圧・陰圧を加えて鼓膜の動きを調べます。鼓膜の奥に膿があると鼓膜が動かないので、中耳炎等の診断に役立ちます。痛い検査ではありませんので、小児でも簡単にできます。
耳小骨筋反射検査は、強大音を聞いた時に鼓膜に付いている筋肉が内耳を守る働きがあるか調べます。
各検査の所要時間は2~3分です。

音響耳管機能検査

鼻の奥と中耳を結ぶ管で、普段は閉じているその管が、あくびをした時や食事をした時に開き、耳の奥を換気する役目があります。この管の換気能力が悪いと、自分の声が響く・耳が塞がっているような感じがするなどの症状が出ます。他にも飛行機に乗ると耳が痛くなる・スキューバダイビングをするなど耳に圧がかかる事が多い場合も当てはまります。検査はつばを飲み込むだけで、簡単にできます。検査所要時間は2~3分です。

平衡機能検査

めまい・ふらつきが起こる原因は様々です。主に耳が原因の内耳性めまいが多いのですが、中には中枢性のものも含まれます。めまいの検査は多種あり、眼球の動きを記録しながら検査を行います。中には回転するものを見たり、耳の中に水を注水してわざとめまいを起こし、めまいに関わる神経の左右の働きを調べます。稀に気分が悪くなる方がいらっしゃいますが、無理せず自分のペースで検査を進める事も可能です。
検査所要時間は1時間30分~2時間位です。

鼻腔通気度検査

鼻の通りを調べます。主にアレルギーがあったり、鼻の中心を隔てている鼻中隔の曲がりがひどいと鼻が詰まるため、鼻の中の空気の通りが悪くなります。
検査所要時間は5~10分です。

嗅覚検査

においがわからないといっても、完全ににおわないのか、においとして感じるがそれが何のにおいなのかわからない場合と2つあります。検査は数種類のにおいの元と濃度の違う薬品を嗅いでもらって調べます。
においが髪や服に付く事があります。香水や整髪料を付けている方は当日付けないようにしていただきます。検査は午後4時頃に行い、検査所要時間は30~40分です。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大橋病院 臨床生理機能検査部

〒153-8515
東京都目黒区大橋2-22-36
TEL:03-3468-1251(代表)