より快適に、より安心して受けられる最善の治療

膀胱がん

無症候性肉眼的血尿(痛みなどの症状はないが、目で見える血尿がある)で発見されることが多く、60歳以降の高齢者に多くみられ、また男女比は3対1と男性に多い傾向があります。

診断について

オリンパス社製の機器
オリンパス社製の機器
診断やその後の治療方針を決定するために、CTやMRIなどの検査に加えて経尿道的膀胱腫瘍切除術 (TURBT) が必要となります。TURBTはお腹を切る必要のない手術です。当院では患者さんの身体に負担の少ない生理食塩水を用いた最先端の医療機器(オリンパス製およびストルツ社製)を用いてTURBTを行っています。
ストルツ社製の機器
ストルツ社製の機器

治療について

TURBTの病理結果と転移の有無によって治療方針が異なります。転移の無い膀胱がんの治療方針は以下の通りです。
  • がんが粘膜までに留まる場合: TURBTのみ、あるいはこれに膀胱内薬物注入療法(抗がん剤あるいはBCGというお薬)を加えます。
  • がんが粘膜より下まで認められる場合: 再度TURBTを施行 (セコンドTURBT) し、その結果によって治療方針を決定します。
  • がんが膀胱筋層まで浸潤している場合 (筋層浸潤がん): 抗がん剤治療後に膀胱全摘術・尿路変向術を施行します。尿路変向術には、腹部に集尿器を貼るタイプ (失禁型) と腸管で球形の袋を作成してそこに尿をためて、a) 腹圧排尿で尿道から尿を出すタイプ (自然排尿型) とb) 間欠導尿で尿を出すタイプ (導尿型) とがあります。膀胱がんの状態や患者さんの全身的な状況に応じてどの尿路変向が最善かご相談しながら決定します。
転移のある膀胱がんに対しては、抗がん剤治療を主体とし、必要であれば手術や放射線治療を組み合わせた集学的治療を行います。
  • 膀胱がんの抗がん剤治療: 当院ではゲムシタビンとシスプラチンによるGC療法を第一選択にしております。
なお、膀胱がんの再発防止には禁煙が非常に重要です。