より快適に、より安心して受けられる最善の治療

精巣がん

進行が速く、転移を来しやすいがんです。青壮年に多いという特徴があります。痛みはなくても、精巣 (睾丸) の硬いしこりに気づいた場合には恥ずかしがらず、なるべく早目に泌尿器科を受診して頂くことが大切です。

診断について

診断のためにCTやMRI、血液中の腫瘍マーカー測定の他、高位精巣摘除術を早急に実施します。精巣がんが疑われた場合、受診当日に入院して頂き高位精巣摘除術 (30~60分程度の手術です) を施行する場合もあります。

治療について

高位精巣摘除術の病理結果と転移の有無によって治療方針が異なります。
  • 転移が無い場合: 高位精巣摘除術のみ、あるいはこれに放射線治療または抗がん剤治療を追加します。
  • 転移が有る場合: 国際的なリスク分類などに従い治療方針を決定します。中リスクまでなら抗がん剤治療 (当院ではブレオマイシン、エトポシド、シスプラチン (BEP療法) を用います) で80~90%治癒可能です。精巣がんの抗がん剤治療はかなりつらい治療ですので、“つらさにめげずにがんをやっつける”との強い決意で治療に臨んで頂く必要があります。私達も全面的にサポートします。
なお、抗がん剤治療でリンパ節転移が消失しない場合には、抗がん剤治療後に、後腹膜リンパ節郭清術を施行する場合があります。