難治性過活動性膀胱外来
(2022年4月より)
原則として電話による完全予約制と近医からの紹介制です。
# 仙骨神経刺激療法(Sacral Neuromodulation, SNM)
SNMとは、仙骨神経を電気的に刺激することにより難治性過活動膀胱の改善させる最新の治療法です。本邦では2017年9月に保険適応になりなりました。治療としては、まず、刺激電極の植え込み後に1~2週間、体外式の試験刺激装置を用いて治療の効果を確認し、有効な患者様に対して刺激装置の植え込みを行います。
# 膀胱鏡下A型ボツリヌス毒素(BoNT-A)膀胱壁内注入療法
難治性過活動膀胱に対して2020年4月に保険適応(K826-6)となりました。膀胱鏡を用いて膀胱の平滑筋にA型ボツリヌス毒素を20箇所注射します。治療効果は6~12ヶ月持続し、反復投与も可能です。抗コリン薬やβ3作動薬などでの効果に乏しい患者様によい治療となります。日帰り手術可能で低侵襲な治療法です。治療時間は約30分です。