がん治療委員会では、薬の専門家として薬学的な観点から情報提供を行い、がん薬物療法を安全に、かつ適切な医療を提供できるように取り組んでいます。

各診療科医師、薬剤師、看護師、事務です。
薬剤部からは2名が委員になり、がん治療に貢献しています。

委員会は毎月1回開催し、院内のがん治療が適性かつ安全に行われるよう検討を行っています。薬剤部では、レジメンの審査・登録を事務局として行っています。

外来化学療法室では、医師、薬剤師、看護師等がチーム医療のなかで、患者さま一人一人に最適な薬の投与を行うべく、安全性、有効性の観点から厳重にチェックする体制をとっています。
薬剤部では、前日に抗がん剤の投与計画、投与方法、投与量、投与経路、さらに相互作用の確認など、専門的な立場から確認を行い、2人以上の薬剤師がダブルチェックをしています。
当日は、患者さまごとに取り揃えられた薬剤について、氏名、薬品名、溶解液や投与量など、安全確認しながら安全キャビネットで無菌的、安全な混合調製を行っています。

患者さまに安心して治療を受けていただけるよう、外来化学療法室または病棟には担当の薬剤師がいます。
抗がん剤の治療を受ける患者さまに対し、お薬の投与スケジュールや副作用、注意すべき事項等について説明書やパンフレットを用い指導を行っています。
外来では、受診のたびに医師の診察前に患者さまよりお話を伺い、副作用をモニタリングしています。医師と薬剤師が協力し、患者さまの治療について検討できる体制をとっています。