薬剤部のご案内

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感染委員会(Infection Control Team)

様々な病原菌によって引き起こされてしまう感染症に対する対策は、チーム医療の一環として、職種の異なったスタッフがそれぞれの専門性を生かし、連携を取り合いながら実施すべき業務のひとつです。

ICTは医師、薬剤師、看護師、検査技師、栄養士、事務員から構成されており、その中で私たち薬剤師の役割は、ICTの一員として院内における感染症の発生状況や抗菌薬の使用動向を把握した上で、病院内における更なる感染症の発生および拡散を防止するために、定期的な病院内の巡回や医療スタッフの教育などを行っています。

院内巡回

5~6名の医師、薬剤師、看護師、検査技師から構成されるICTメンバーで、定期的に巡回前に検討会を行います。そこで感染の原因菌から判断した使用薬剤などに関する改善策を話し合い、薬剤師の視点から確認しています。そして各病棟において抗菌薬の使用状況や標準的な感染予防策などについて担当医師や看護師と協議を行っています。
検討会
院内巡回

抗菌薬の使用動向の把握

薬剤師は毎月各病棟で使用された抗菌薬の種類および使用量を一覧表にまとめ、感染対策委員会に報告しています。そして、これらの資料を抗菌薬の適正使用に生かしています。

消毒薬一覧表の作成

東邦大学医療センター大橋病院には多くの種類の消毒薬が採用されています。消毒薬は対象となる器具や菌の種類によって使い分ける必要があります。感染対策マニュアルの中に消毒薬一覧を掲載し、医療スタッフに利用してもらうことで、院内における患者さまを取り巻く環境管理に役立てています。

教育への関与

病院内での感染対策勉強会では、抗菌薬に関する使用上の注意点などに関する情報や、インフルエンザや病原性大腸菌などの感染症に関する情報を、定期的に医師や看護師、その他の医療スタッフに周知しています。
また、薬学教育6年制を受け、チーム医療と薬剤師の専門性にかかわる講義を行い、ICTの院内巡回に学生を同行することで、よき実践教育の場とし、臨床に強い薬剤師を育てる教育の一環としています。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大橋病院 薬剤部

〒153-8515
東京都目黒区大橋2-22-36
TEL:03-3468-1251(代表)