医療安全への取組み

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有害事象防止のための基本的な考え方

  • 有害事象を防止するため、すべての医療現場において「患者さんを含むチーム医療」が行える体制を確立し、この「チーム医療」の推進が、さらなる「医療の質の向上」に繋がることが大切と考えています。
    医療安全管理部では、米国、国防省がAHRQ(Agency for Healthcare Research and Quality;医療品質研究調査機構)と協力して進めている、医療におけるチームパフォーマンスを向上するための枠組み “Team STEPPS”の手法を取り入れ、「チーム医療」の推進を図っております。
  • 患者さんが、積極的に自分の医療に加わりやすくなるような体制作りをしています。医療行為の遂行にあたっては、常に確認行為が必要です。患者さんにはご自分に行われる医療行為について理解してもらい、患者さん自身にも確認行為を遂行する際にできるだけ加わってもらうようにお願いしております。また、体調の異常や変化を医療スタッフに伝えやすくする、入院をきっかけとする新たなる病気(深部静脈血栓症・誤嚥性肺炎・骨折など)を予防するなども実に大切で、患者さんに協力を呼びかけています。
  • 安全管理体制の構築に必要なものとして
     1.事故やニアミスに関する情報収集
     2.具体的な対策につながる分析
     3.収集した報告をフィードバック

    があげられます。具体的には、院内ネット上で、インシデント報告分析支援システム“ePower/CLIP”を使用したレポートの作成・管理・分析を行っています。この結果は、 “ePower/CLIP”内で院内に公表し周知しています。報告された事例については、週に1回行われる医療安全管理部員のミーティングで全例、詳細に検討し、改善につながりそうなものは、どのような手順で改善につなげるか、検討しております。
  • できあがった改善案は各種会議でさらに検討を進め、決定事項となったものにつきましてこれら会議にて報告するとともに、“ePower/CLIP”内で周知し、必要であれば、さらにテスト式eランニングシステムを使用して周知するようにしております。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大森病院 医療安全管理部

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)