診療の特色
1.貧血、血小板減少、難病に指定されている血液疾患や、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫といった造血器腫瘍など、「血液」に関する幅広い疾患を診療しています。
2.血液疾患の病態や治療について、丁寧な説明と全人的治療に努めています。
3.他の診療科と連携した総合的な治療や、緩和ケアチーム・AYAサポートチームとの連携を大切にしています。
健診で指摘された貧血などの血球の異常から、診断が確定している造血器腫瘍まで、幅広い血液疾患に対し、血液専門医・指導医を中心に診療しています。また、手術前のスクリーニング検査で発見された凝固機能の異常についても診療しています。
外来
血液・腫瘍科外来は、1号館2階の3~5番診察室で診療しています。年間の延べ外来患者数は、約14000~15000名で、初診患者数は約500名です。
また、診察室に隣接する処置室で、赤血球・濃厚血小板の輸血、様々な注射薬の投与、予防接種を実施しています。外来化学療法は、1号館3階の外来化学療法室(47床)で実施しています。血液・腫瘍科の外来化学療法件数は、年間約1500件です。
また、診察室に隣接する処置室で、赤血球・濃厚血小板の輸血、様々な注射薬の投与、予防接種を実施しています。外来化学療法は、1号館3階の外来化学療法室(47床)で実施しています。血液・腫瘍科の外来化学療法件数は、年間約1500件です。
入院
入院病床は、5号館4階病棟にあり、常時35人前後の入院患者を血液内科専門医と院内助教らによるチーム体制で診療しています。初期研修医がチームの一員として診療に加わる場合や、東邦大学医学部の学生(Student Dr.)が臨床実習として診療を見学することがあります。
一般病床の他に、準無菌病床を8床有し、強力な化学療法や自家末梢血幹細胞移植時に使用しています。現在当院では、同種移植やCAR-T療法は施行していません。これらの治療が必要と判断した場合は、近隣の移植認定施設と連携し、適切なタイミングで速やかに転院をすすめ、シームレスな治療を実施しています。
一般病床の他に、準無菌病床を8床有し、強力な化学療法や自家末梢血幹細胞移植時に使用しています。現在当院では、同種移植やCAR-T療法は施行していません。これらの治療が必要と判断した場合は、近隣の移植認定施設と連携し、適切なタイミングで速やかに転院をすすめ、シームレスな治療を実施しています。
多職種カンファレンス、症例検討
医師、看護師、薬剤師、輸血部技師、血液検査部技師らによる多職種合同カンファレンスを毎週水曜午後に開催し、治療方針の決定や総合的な評価、必要な医療サービスなどについて検討しています。その他、血液科医師らによる診療カンファレンス(月曜午後)、血液検査技師らとの検鏡カンファレンス(火曜午後)を開催し、医療の質の向上に努めています。
他科との連携、多職腫によるチーム体制
血栓性血小板減少性紫斑病や原発性マクログロブリン血症による高IgM血症(IgM>4000 mg/dl)では、速やかに血漿交換を開始する必要があります。当院では緊急時も腎センターと連携し、血漿交換(単純血漿交換、二重濾過血漿交換)を施行することが可能です。
治療前に周術期口腔外科診療を行うことで、化学療法中の敗血症合併リスクの軽減、顎骨壊死の予防に努めています。また化学療法中のADL維持を目的に、おもに高齢者に対するがんリハビリテーションを行っています。また、がんによる疼痛や心理的苦痛がみられる場合は、緩和ケアチームと連携し、症状の緩和を目指しています。
15歳~39歳までの思春期・若年成人は、アヤ(AYA:Adolescent & Young Adult)と呼ばれ、急性白血病や悪性リンパ腫を発症することがあります。AYA世代は、様々なライフイベントに直面し、疾患だけでなく心理的・社会的問題を抱えることが多いのが特徴です。当院でも2024年に入院がん患者を対象とし、医師、看護師、チャイルド・ライフ・スペシャリスト(CLS)、医療ソーシャルワーカー(MSW)、認定遺伝カウンセラー(CGC)によるAYAサポートチームが発足しました。少しでもAYA世代のがん患者さんをサポートできるよう活動を開始しています。
がん生殖補助医療(妊孕性温存)
造血器腫瘍と診断した場合、妊孕性温存について患者さんと相談します。妊孕性温存を希望される場合は勿論のこと、よくわからないのでとりあえず相談したい場合でも、生殖医療に関する専門外来(リプロダクションセンター)の受診は可能です。当院では、妊孕性温存をご希望される患者さんに対し、腫瘍の状態を検討した上で、がん生殖補助医療を積極的に行っています。