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第45回国際心電学会、第65回不整脈心電学会参加報告

第45回国際心電学会 (ICE2018)が、2018年6月28日(木)~30日(土)の会期で千葉県幕張メッセにて開催されました。今回は日本の4研究会(第38回日本ホルターノンインベイシブ心電学研究会、第33回心電情報処理ワークショップ、第28回体表心臓微小電位研究会、第15回心電図伝送システム研究会)も合同開催され、当科、池田隆徳教授が会長を務めました。心電学に関連した学術的意義の高い臨床研究および基礎研究が国内外より数多く発表され、多数のご参加を賜り、成功裏に終了いたしました。また、エクスカーションではスカイツリー観光、両国ちゃんこ鍋、大江戸温泉ツアーなど敢行し、100名を超える海外からの参加者からも大変ご好評をいただきました。
国内学会では2018年7月11日(水)~14日(土)に第65回不整脈心電学会学術大会が東京国際フォーラムで行われました。当科からもシンポジウムや口述演題などで7題の興味ある研究発表を行いました。当科は6名の不整脈専門医(日本不整脈心電学会認定不整脈専門医)が所属し、うち2名は学会の評議員を務めております。2017年はカテーテル心筋焼灼術287例、ペースメーカー植え込み述(含 両心室ペースメーカー、植え込み型除細動器)78例と不整脈に対する侵襲的治療も安全に数多くの患者様へ提供しました。また、心疾患を有する症例で問題となる致死性心室性不整脈に対しては、その発生を予測するための検査機器を数多く所有し、心臓突然死回避に貢献できていると自負しております。今回の学会ではこうした研究成果に加えて、抗凝固療法を含む薬物治療についても報告を行いました。
こうした最新の知見に基づき、有効な治療法を適切な患者様へ届けてまいります。不整脈疾患でお困りの患者様などおられましたら、是非ご紹介いただければと思います。また、学会などでの研究成果につきましては、地域連携講演会などを通じてご報告させて頂ければと思います。

文責:循環器内科 医局長

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