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僧帽弁閉鎖不全症

僧帽弁閉鎖不全症の治療

経皮的僧帽弁クリップ術(MitraClip)

当院では2022年1月より重症僧帽弁閉鎖不全症に対する新たな治療である経皮的僧帽弁クリップ術(MitraClip)の施行が始まりました。

心臓の中には4箇所に弁がありますが、そのうちの僧帽弁に機能異常を来し弁の閉じ具合が悪くなった病気を僧帽弁閉鎖不全症といいます。僧帽弁閉鎖不全症では、僧帽弁周囲で血液が逆流するため、僧帽弁の逆流を適切な時期に治療しないと、心臓はさらに拡大し心機能も低下します。急性心不全(急性肺水腫など)で救急搬送・緊急入院し、慢性心不全の症状(息切れ、呼吸困難、倦怠感、浮腫)が出ることもあり命を落とす可能性があります。僧帽弁閉鎖不全症による諸症状の改善、心機能回復を目的にこの治療を行います。僧帽弁閉鎖不全症に対するカテーテル治療が経皮的僧帽弁クリップ術であり、アボット社のMitraClip ®︎(マイトラクリップ)という器具を使用します。

MitraClipの対象は外科手術が難しい患者さんや手術のリスクが高い患者さんです。カテーテルを介して、クリップで僧帽弁の前半分(前尖)と後半分(後尖)をつまむことで、僧帽弁の逆流を減らす治療法であり治療後問題がなければ数日程度で退院となります。僧帽弁閉鎖不全症は薬物治療では根治することは困難ですが、本治療で僧帽弁にクリップを行うことで根治的な治療が可能であり、外科治療と比べ負担が少なく入院期間も短く済む利点があります。治療成績も外科手術と同等であることから有効性と安全性が明らかになっています。

当院では2021年1月~5月までで5例を施行しています。
MitraClip ®︎(マイトラクリップ)

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大森病院 循環器内科

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)