チーム医療

チーム医療

栄養サポートチーム

医師、管理栄養士、看護師、薬剤師、臨床検査技師、歯科医師、歯科衛生士などの多職種が協力して、病態に応じた静脈輸液の種類や投与量、経管経腸栄養剤の投与量や投与方法、経口栄養補助食品の選択、消化吸収に関連した薬剤の提案、静脈栄養や経腸栄養法で用いる医療機器や器具類の提案などをチーム内カンファレンスで検討し、ベッドサイドでの回診を通じて栄養ケア計画を作成します。
より安全で治療に繋がる有効な栄養サポートを実践していきます。
栄養部の管理栄養士全員が、栄養サポートチームの一員として、患者さんの栄養治療に深く携わり、病態の改善に取り組んでいます。

嚥下障害対策チーム

医師、歯科医師、看護師、言語聴覚士、管理栄養士がそれぞれの専門を生かし摂食嚥下障害の評価・治療を行います。

褥瘡対策チーム

入院中の患者さんの褥瘡予防と治療に栄養管理は重要です。管理栄養士は患者さんの栄養状態を評価し、創傷治癒を促進するために、線維芽細胞を遊走し、皮膚の上皮化を促すための栄養治療計画を検討し、食事内容の見直しや過不足が考えられる栄養素を調整するための栄養補助食品の必要性を考慮し、必要に応じた最良の栄養治療計画を提案していきます。

救急救命センターNST

特定集中治療室を含む30床の救命病棟において、専任管理栄養士を複数名配置し、医師、看護師、薬剤師と連携しながら、重症病態における栄養評価から、経静脈栄養(輸液)および経腸栄養(経鼻胃管・胃瘻・腸瘻・食道瘻)に投与する栄養剤の内容や量、投与方法と投与後の不耐症状に対する栄養治療計画を作成・提案を行っています。
重症病態にある患者さんの早期栄養介入を行い、腸管が使用できる状態であるのか評価を行い、早期経腸栄養の開始、或いは腸管が使用できない場合においては経静脈栄養輸液の提案を行っています。

消化器外科コンチネンスサポートチーム

消化器外科の術後の患者さんの術後障害の予防と治療に栄養管理は重要です。
大腸がん術後患者の術後障害等を外来でサポートする専門チームとして、消化器外科医師、皮膚・排泄ケア認定看護師と共同しながら、管理栄養士が食事内容や栄養状態を評価し、食事内容の見直しや栄養補助食品などを提案し、患者の苦痛を軽減し、術後障害の症状とQOL(Quality of Life)を改善できるようサポートします。

化学療法センターチーム

がん化学療法で外来通院される患者さんに対しては、がん専門の医師、看護師、薬剤師、歯科衛生士、そして、がん専門管理栄養士が専門性を活かして、患者さんの病状に応じた、細かな栄養指導を行うことで、通常の医療サポートよりも治療効果が高まることが報告されております。
*がん専門管理栄養士は、患者さんが直面している抗癌剤治療に伴う様々な症状の違いに合わせて、食食事摂取が進んでいくための工夫をアドバイスしながら、治療が継続できるようにサポートします。

緩和ケアチーム

がん患者さんの精神的な苦痛や身体的な苦痛を和らげ、患者さんの意思を尊重したケアを行います。管理栄養士は、患者さんが食べたいものや好きな食べものなど、少しでも食べられるようにサポートします。

栄養部の取り組み

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大森病院 栄養部

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)