肝胆膵外科

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東邦大学医療センター
大森病院 消化器センター外科

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)

【休診日】
第3土曜日、日曜日、祝日
年末年始(12月29日から1月3日)
創立記念日(6月10日)

ご挨拶

准教授 大塚 由一郎
准教授 大塚 由一郎
 我々肝胆膵外科チームは、肝胆膵疾患全般、とくに肝細胞癌、転移性肝癌、胆道癌、膵癌などの悪性腫瘍や、胆石症などに対する外科治療を中心に取り扱っています。その治療選択においては、根治的手術から化学療法、放射線療法、姑息的手術、そして緩和医療に至るまで、他科の先生方とのカンファレンス(Cancer board)を毎週行い、密に連携し検討を行っています。疾患の根治と臓器身体機能温存の両面から、個々の患者様にとって何が最も有効かつ最適な治療かを常に考え提示すべく診療にあたっています。

 2018 年から肝胆膵外科高度技能専門医修練施設A に認定されたこのチームでは、肝胆膵高難易度手術と同時に、根治的で低侵襲な外科治療として、からだに負担の少ない手術である腹腔鏡下肝胆膵手術も積極的に行っています。中でも肝腫瘍(肝細胞癌、転移性肝癌)に対する腹腔鏡下肝臓切除術は1993 年から手がけており、本邦における草分けとして国際的にも評価されています。このためチームへは、最先端手技の見学に国内外からの数多くの外科医師が訪れるとともに、他施設への手術指導や普及への活動も積極的に行なっています。開腹手術に比べ、腹腔鏡下手術は術後の回復が早く、術式によっては1週間以内に退院される方も珍しくありません。また社会復帰も早く、長期成績は開腹術に劣るものではないと考えており、その安全性を検証するための多施設臨床試験の主導も行っています。さらに2018 年からは当院において、金子弘真教授が理事長を務めるNPO 法人 肝臓内視鏡外科研究会事務局を構えました。現在では保険適応内に行うことのできる腹腔鏡下肝切除術式も増え、理想的な外科治療として今後ますます注目されていくことと考えています。
一方で、高齢者に対する外科手術数は近年増加しています。これは肝胆膵領域も例外ではありません。ご高齢の方は併存疾患を持つことも多くありますが、チームでは80 歳以上の方でも疾患・治療への理解があり、身体的にもしっかりとされていれば、他科と連携しながら厳格な周術期管理を行いつつ、安全に外科治療を提供すべく努めています。さらに腹腔鏡下手術の成績は良好で、むしろご高齢の方にこそ体にやさしい低侵襲性手術の利点が生かされ、生活の質(QOL)を保ちながら早期の社会あるいはご家族への復帰を可能とすると考えています。
基幹病院として地域のお役に立てさせていただきながら、理想的な外科治療を多くの患者様に安心してお受けいただくために尽力をいたします。どうぞよろしくお願いいたします。
令和2年7月
東邦大学外科学講座 一般・消化器外科学分野 准教授
東邦大学医療センター大森病院 消化器センター外科
肝胆膵外科部門 責任者 大塚由一郎