肛門からの直腸切離・剥離操作を併用した直腸がんに対する腹腔鏡下手術
経肛門直腸切離・剥離法:Trans-Anal Rectal Dissection(TARD)
直腸がんにおいては、肥満、男性の狭い骨盤、骨盤腔を占める大きな腫瘍では一般に腹腔鏡下手術が困難とされています。
当センターでは、直腸がんの肛門温存に積極的に取り組んでおり、「経肛門直腸切離・剥離法:Trans-Anal Rectal Dissection(TARD)」を併用することで肥満、男性の狭い骨盤、骨盤腔を占める大きな腫瘍で一般に腹腔鏡手術が困難とされる方に対しても腹腔鏡下手術を行うことが可能であると考えています。
本術式は、腹部の操作に入る前に、まず肛門から腹腔操作では困難と考えられる骨盤内の腫瘍を含めた直腸の切離と剥離を行ってしまうことで腹腔内の手術操作を容易にするものです。この方法を取り入れることで、腫瘍の大きさや体型(肥満)、狭い骨盤などの因子に左右されることなく、安全に腹腔鏡下手術を行うことが可能となっています。
当センターでは、直腸がんの肛門温存に積極的に取り組んでおり、「経肛門直腸切離・剥離法:Trans-Anal Rectal Dissection(TARD)」を併用することで肥満、男性の狭い骨盤、骨盤腔を占める大きな腫瘍で一般に腹腔鏡手術が困難とされる方に対しても腹腔鏡下手術を行うことが可能であると考えています。
本術式は、腹部の操作に入る前に、まず肛門から腹腔操作では困難と考えられる骨盤内の腫瘍を含めた直腸の切離と剥離を行ってしまうことで腹腔内の手術操作を容易にするものです。この方法を取り入れることで、腫瘍の大きさや体型(肥満)、狭い骨盤などの因子に左右されることなく、安全に腹腔鏡下手術を行うことが可能となっています。

図1:肛門からの直腸の切離操作
図2:切離直腸の断端閉鎖
図3:腫瘍を含めた直腸の授動操作
図4:腫瘍とともに授動された直腸
図5、6:腹腔内からみた授動された直腸
図2:切離直腸の断端閉鎖
図3:腫瘍を含めた直腸の授動操作
図4:腫瘍とともに授動された直腸
図5、6:腹腔内からみた授動された直腸