明けましておめでとうございます

皆様、明けましておめでとうございます。
2023年、令和5年という新年を迎え新たな気持ちで一歩を踏み出した方が多いのではないでしょうか。
私自身も今日から仕事始めということで、朝のキリリとした空気の中を歩みながら、気を引き締めたところでした。
仕事始めとはいえ、医療にはお正月も休日もありません。年末年始を当直し忙しく働いていた医局の皆様には感謝感謝です。
 

困難に立ち向かう覚悟の一年

今年はどんな気持ちでのぞむべきか思案していましたが、困難を避けずに真っ直ぐにみつめて立ち向かう一年にしたいと思っています。
2000年代に入って医療の世界は大きく変わりました。
グローバルな情報社会となり、様々な診断や治療に対する情報が蓄積されると共に享有される中で、エビデンスを重視する傾向が強くなりました。
その結果、患者さんに対して様々な恩恵がもたらされるようになっています。
一方、エビデンスを重視するあまりに、新たな手術手技や治療法に尻込みする傾向が医師の間で拡がっていることも否めません。
ただ、それでは医学の進歩はないでしょう。
干支のウサギには、温厚な性格にちなんで「家内安全」という意味がありますが、同時に「飛躍」「跳躍」といった願いも含まれているといいます。
今年一年が、教室にとっても皆様にとっても、もちろん私にとっても飛躍の一年でありますように願うばかりです。

• 大森病院産婦人科