診療実績
2019年 | 2021年 | ||
出産数 | 844 | 720 | |
帝王切開症例数 | 299 | 276 | |
超早産数(妊娠28週未満) | 13 | 13 | |
多胎分娩数 | 51 | 51 | |
合併症妊娠(重複含む) | 429 | 690 | |
母体搬送受け入れ数 | 60 | 64 | |
主な妊娠合併症 | 切迫早産 | 202 | 110 |
常位胎盤早期剥離 | 3 | 2 | |
妊娠高血圧症候群 | 65 | 69 | |
HELLP症候群 | 3 | 1 | |
前置胎盤・低置胎盤 | 18 | 21 | |
子宮頸管無力症 | 4 | 2 |
2019 | 2021 | ||
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治療名称 | 対象疾患 | 症例数 | 症例数 |
胎児鏡下胎盤吻合血管
レーザー凝固術
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双胎間輸血症候群 | 37 | 33 |
Selective IUGR | 10 | 11 | |
胎児胸腔・
羊水腔シャント術
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胎児胸水 | 5 | 2 |
胎児膀胱・
羊水腔シャント術
|
下部尿路閉塞 | 1 | 0 |
人工羊水注入 |
羊水過少
(破水による羊水過少は対象外)
|
2 | 0 |
- 周産期医療の領域で特化した分野・高度の医療
- 双胎間輸血症候群に対する内視鏡的胎盤吻合血管レーザー焼灼術
- 胎児胸水に対する胎児胸腔・羊水腔シャント術
- 胎児不整脈に対する経母体的抗不整脈薬投与
解説
当科では総合周産期母子医療センターとして、年間約1,000例の分娩を取り扱っています。近郊に居住されているローリスク妊婦はもとより、一次・二次病院よりハイリスク妊娠・胎児の紹介受診、母体搬送を受け入れています。当科の周産期管理の特徴としては、総合病院としての各診療科と連携した合併症妊娠や妊娠合併症の管理、胎児診断による新生児科を含めた各科との連携による出生前からの管理が挙げられます。特に2015年12月より、双胎間輸血症候群に対する胎児鏡レーザー治療や胎児胸水のシャント術など、関東地域の胎児治療の拠点病院として先端的な医療に取り組んでいます。