患者さんへ

メニュー

間質性肺炎について

肺の構造・働きとは?

肺の構造・働き

肺は大きく分けると気道と肺胞から成り立っています。気道は空気の通り道であり、肺胞は生命の維持に必要な酸素を血液に取り込み、身体で作られた二酸化炭素を放出する役割を持っています。また、肺胞はさらに細かく分かれており、肺胞の中を「実質」、肺胞の壁の部分を 「間質」と呼んでいます。

間質性肺炎とはどんな病気?

一般的に肺炎と聞くと感染症をひきおこす細菌などにより肺(主に肺胞の実質の部分)が侵される病気を想像すると思いますが、間質性肺炎とは肺胞の壁の部分である「間質」に炎症がおこり、それにより肺が硬く縮んでいく病気です。肺胞の壁に炎症がおこることで、血液中に酸素を取り込みにくくなります。病気が悪化すると、身体が酸素不足(低酸素血症)になり身体に悪影響を及ぼします。
進行の様子

間質性肺炎の主な症状は?

代表的な症状

間質性肺炎の代表的な症状には、

  • 乾いたしつこい咳(空咳)
  • 活動時の息苦しさ(労作性呼吸困難)
があります。これらの症状の出現や増強は、病気の悪化を表す重要なサインです。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大森病院 間質性肺炎センター

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)