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誤嚥の予防について

咳や息苦しさの症状が強くなると、唾液や飲食物を飲み込む時に息をこらえるのが難しくなります。このような場合、息を吸った時に唾液や飲食物が気管に入ってしまい、誤嚥性肺炎を引きおこしやすくなります。

咳や息苦しさが強い場合は、食事内容や摂取方法に工夫が必要となります。

誤嚥しやすい食事内容と食べ物の一例

  • 口の中やのどにくっつきやすいもの ・・・    のり・わかめ・だんご・もち
  • 「すすって」食べるもの   ・・・・・・・・  そば・うどん・ラーメン
  • 噛み切りにくく硬いもの  ・・・・・・・・  タコ・いか・ごぼう・れんこん
  • 水分が少なくパサパサしているもの  ・・・  パン・カステラ・クッキー
  • つるっとのどに入りやすいもの    ・・・・  こんにゃく・ゼリー・ところてん
  • 小さくバラバラになるもの  ・・・・・・・  ピーナッツ・ゴマ
  • 酸味が強いもの  ・・・・・・・・・・・・  梅干しや酢の物
※病院から食事の形態について指示があった場合は、そちらを守りましょう。

息苦しい時に誤嚥をしない食べ方は?

息苦しい時の食べ方

息苦しい時の食べ方

  • 休憩をとりながらゆっくり食べる
  • 呼吸を落ち着かせてから口に入れる
  • 苦しいときこそ早食いをしない
  • 飲み込む時は顎を引く
  • 背筋を伸ばし座った姿勢で食べる
  • 息を止めて飲み込むことを意識する

息をこらえながらの飲み込む方法

息をこらえながらの飲み込む方法

食事内容や食べ方の工夫で、誤嚥を防ぐことができます。誤嚥の予防は病気の悪化を防ぐことにもつながりますから、食事中に息苦しさがある方には特に注意をしてほしいことです。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大森病院 間質性肺炎センター

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)