誤嚥の予防について
咳や息苦しさの症状が強くなると、唾液や飲食物を飲み込む時に息をこらえるのが難しくなります。このような場合、息を吸った時に唾液や飲食物が気管に入ってしまい、誤嚥性肺炎を引きおこしやすくなります。
咳や息苦しさが強い場合は、食事内容や摂取方法に工夫が必要となります。
誤嚥しやすい食事内容と食べ物の一例
- 口の中やのどにくっつきやすいもの ・・・ のり・わかめ・だんご・もち
- 「すすって」食べるもの ・・・・・・・・ そば・うどん・ラーメン
- 噛み切りにくく硬いもの ・・・・・・・・ タコ・いか・ごぼう・れんこん
- 水分が少なくパサパサしているもの ・・・ パン・カステラ・クッキー
- つるっとのどに入りやすいもの ・・・・ こんにゃく・ゼリー・ところてん
- 小さくバラバラになるもの ・・・・・・・ ピーナッツ・ゴマ
- 酸味が強いもの ・・・・・・・・・・・・ 梅干しや酢の物
息苦しい時に誤嚥をしない食べ方は?
息苦しい時の食べ方
- 休憩をとりながらゆっくり食べる
- 呼吸を落ち着かせてから口に入れる
- 苦しいときこそ早食いをしない
- 飲み込む時は顎を引く
- 背筋を伸ばし座った姿勢で食べる
- 息を止めて飲み込むことを意識する
息をこらえながらの飲み込む方法
食事内容や食べ方の工夫で、誤嚥を防ぐことができます。誤嚥の予防は病気の悪化を防ぐことにもつながりますから、食事中に息苦しさがある方には特に注意をしてほしいことです。