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健康を保つための栄養摂取について

間質性肺炎では、咳や息苦しさの症状により、健康な人に比べて多くのエネルギーを消費しています。また、その症状により食欲や食事量が減少しやすく、エネルギーが必要なのに摂取量が足りないという悪循環を引きおこすことがあります。エネルギーの摂取と消費のバランスが崩れた状態が続くと知らず知らずのうちに体重が減っていき、呼吸に使う筋肉も減ってしまいますので、ますます呼吸がしづらくなります。このような悪循環にならないためにも、食事摂取量を維持することは重要です。

食事摂取量を減らさないための工夫は?

規則正しい食生活を心がける

3食しっかりバランス良く食べることを心がけましょう。

タンパク質の量が減らないようする

呼吸をするのにも筋肉は必要です。筋肉の源となるタンパク質を含む料理を積極的にとりましょう。(肉・魚・卵・豆腐料理など)

また、油(脂質)はエネルギー量が高く、効率よくエネルギーが補給できますので、上手に利用しましょう。

飲み物のとり方・内容を工夫する

水分を十分に摂取することは身体のためにも大切です。
しかし、食事の前に水分を取りすぎるとおなかがいっぱいになってしまい、エネルギーや筋肉の源になる食事量が減ってしまいます。食事と水分をバランスよくとりましょう。

息苦しい時/食欲がない時

休憩をとりながらゆっくり食べましょう。
1回量を減らして食事回数を増やしましょう。

間質性肺炎では呼吸に多くのエネルギーを使っているため疲れやすく、知らないうちに栄養状態が悪くなることがあります。病気の悪化や感染を防ぎ、よりよい日常生活を送るためにも、栄養をしっかりとることは重要です。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大森病院 間質性肺炎センター

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)