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感染予防について

間質性肺炎は、風邪などの感染症をきっかけに、息苦しさや咳の症状が急激に悪化することがあります。
病態の悪化を防ぐためにも、普段からの感染対策を行うとともに、予防的なワクチンの接種(予防接種)がとても重要です。

普段の感染対策は?

うがい・手洗いを行う

うがい・手洗いを行う

外出するときにはマスクを着用する(電車などの人混みでは特に注意)

外出するときにはマスクを着用する

口腔内を清潔に保つ

口腔内を清潔に保つ

バランスのよい食事と十分な水分摂取

バランスのよい食事と十分な水分摂取

十分な睡眠(休息)

十分な睡眠(休息)

息苦しさや咳の症状が悪化している場合、知らないうちに口腔内の唾液などが気管に入ってしまうことがあります(誤嚥)。誤嚥性肺炎を防ぐためにも口腔内の清潔は重要です。

栄養状態が悪い、十分な睡眠が取れない、ストレスが多い状態などは身体の免疫力を下げ、感染症をおこしやすくなります。感染予防には、生活そのものの調整も重要です。

病気を悪化させないためのワクチンとは?

間質性肺炎を含む呼吸器の疾患に有効な予防接種のワクチンとして

  • インフルエンザワクチン
  • 肺炎球菌ワクチン
の2種類があります。これらのワクチンは、間質性肺炎を悪化させる感染症を予防するのに有効です。年齢を重ねると(特に65歳以上)知らないうちに免疫力が低下し、インフルエンザや肺炎を発症しやすくなります。これらの病気にかかることで間質性肺炎が急激に悪化することも少なくありません。

★主治医に相談して予防接種を受けましょう!!

●インフルエンザワクチン / 毎年秋~冬に接種
●肺炎球菌ワクチン   / 1回の接種で約5年間予防可能


肺炎球菌のワクチンは年間をとおしてどの時期でも接種可

2種類のワクチンは同時に打ってもいい?

2種類のワクチンは同時に接種することはできません。一般的には3~4週間程度の期間を
あけて接種します。ワクチン接種の時期などは、ぜひ主治医と相談してください。

肺炎球菌ワクチンの定期接種ってなに?

定期接種とは、「予防接種法」という法律に基づき、自治体(市町村及び特別区)が実施する予防接種です。対象となる年度においてのみ、定期接種としての公費助成が受けられることがあります。

肺炎球菌のワクチン接種は、まだまだ認知度が低く、必要な方が接種していないことも多いです。病気の悪化を予防し、よりよい生活をするために、積極的に予防接種をうけてください。

※助成の有無とその内容については、お住まいの自治体によって異なる場合があります。
お近くの役所や保健所などに確認するとよいでしょう。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大森病院 間質性肺炎センター

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)