皆さんは「どの病院で検査しても検査結果は同じだろう。」と思ってはいませんか。実はひと昔前までは同じ検査をしていても、病院によって検査結果に差異がありました。これは同じ検査でも、検査室によって異なる試薬や分析方法を用いて検査しているためです。しかし現在実施されている生化学検査や血液検査では、どの病院でも同様の検査結果を得ることが出来るようになっています。これは「臨床検査の“標準化”」の賜物なのです。