こころの病について

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認知機能のリハビリテーション

これまでお話してきたように、認知機能に支障を来すことは、生活のしづらさにつながってきます。そのため、普段から認知機能の改善を目指してリハビリを行っていくことが重要になってきます。

海外ではリハビリテーションを行うことで柔軟に物事を捉えることが出来るようになったり記憶が改善したりするという報告がされています(Wykes et al, 1999; 2003)。
また認知機能リハビリテーションを行うことで脳の機能自体を改善することがMRIなどによる脳血流の変化から明らかとなっています(Wexler et al, 2000)。そして近年わが国においても認知機能の改善を目指したリハビリテーションはいくつかの施設で取り組まれるようになり、その効果が示され始めています(Nemoto et al, 2007; 岩田et al, 2005)。

以上のことから認知機能を改善させ生活のしづらさをなるべく減らす努力は有効であり、認知機能リハビリテーションを積極的に行っていくことが大切と言えます。

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東邦大学医療センター
大森病院 メンタルへルスセンター イル ボスコ

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