こころの病について

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再発防止・早期警告サインについて

再発防止・早期警告サインについて
皆さんは、『再発』と言う言葉を聞いて、どのようにお感じでしょうか?おそらく人によっていろいろだと思います。もしかしたら、何度か、再発を繰り返している人もいるかもしれません。逆に、再発なく、経過している方もいることでしょう。

『再発』という言葉自体になじみがない人もいるかもしれません。『再発』という言葉に、怖いイメージを持つ人もいるかもしれないですね。精神科の病気については、お読みいただいたかと思いますが、精神科の病気も、他の科の怪我や、病気がそうであるように『再発』の可能性を持っています。

さて・・・もし皆さんが、階段から落ちて足を骨折してしまったとします。入院し、手術やリハビリテーションをして一ヶ月が経過し、骨折はすっかり治ったようでした。手術の傷もほとんど残っていませんし、骨折前と、その動きも変わりません。しかし、やはり長時間歩いたりすると、以前より疲れがひどかったり、天気が悪いと怪我をしたところがじんじんと痛んだりします。

もし、皆さんが、この状態に気付かなかったとしたらどうでしょうか?せっかく、治った足の怪我はまた状態が悪くなってしまうでしょう。また、何となく気付いてはいたが、忙しいのでほおっておいたり、気のせいだから・・・と無理を重ねていたらどうでしょう?やはり、治った足の怪我は再び悪くなってしまうことでしょう。こういったことは、怪我に限らず、様々な病気でも同様のことが言えます。
再発防止・早期警告サインについて
精神科の病気でも同様です。皆さんが精神科の病気の診断を受けたり、そうでなくとも、このページをご覧になっていると言うことは、「何かしらの心身の不具合」を抱えている(あるいは抱えていた・・・と過去形になる方もいらっしゃるかもしれないですね)と思います。そのために、現在、これまでできていた生活ができなくなっていたり、入院を余儀なくされている方もいらっしゃることと思います。

状態が改善するためには、もう少し時間がかかる方もいれば、すっかり状態がよくなったと言う方もおられるでしょう。前者であれば、『再発』の話どころではないかもしれませんし、後者であれば『再発』なんて考えられないかもしれませんが、『再発』と、『早期警告サイン』のことを知っていれば、必ず役に立ちます。

『再発』と言うのは、決して、急激に起こるのではありません。つまり、突然に興奮するだとか、幻覚や妄想が急に始まる・・・ということは非常に少ないのです。ここでは、『再発』や再発を防止するためのポイントである、『早期警告サイン』についてお伝えしていきたいと思います。 

『再発』とはどんな事を言うのでしょうか?

どうして『再発』してしまうのでしょうか?

『再発』のリスクを減らすにはどうしたらいいのでしょうか?

『早期警告サイン』とはどのようなことを言うのでしょうか?

『早期警告サイン』が現れたらどうしたらよいのでしょう?

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大森病院 メンタルへルスセンター イル ボスコ

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