こころの病について

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援助を探す

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もし、あなたが高校生なら、保健室の養護教諭やスクールカウンセラーに相談してみましょう。大学生なら、大学の学生相談室や医務室や健康管理センターのスタッフに相談しましょう。

もしうまくいかない場合は、他の方法として住んでいる市町村の保健所や保健センターに本人や家族が電話して「精神科の相談がしたい」と相談する方法もあります。ちょっと勇気がいるかもしれませんが精神科やメンタルクリニックに直接受診する方法もあります。

一人で抱え込まないで、なるべく専門家に相談しましょう。あなたが、家族にうまく説明できなくても、専門家はあなたの状況を家族にうまく伝えてくれる可能性があります。

これはとりわけ重要なことですが、学生生活に困難をきたしている学生と、学生生活をサポートする大学スタッフや高校の養護教諭が、統合失調症の影響についての気づきが無い場合、上手くいかない原因が病気であることに全く気がつかないこともあるかもしれません。早期発見・早期治療は心の病気においても最重要なことであり、病気への気づきがないということは、障害を悪化させかねません。

発病時の適切な早期介入は疾患の進行を防ぎ、社会的機能・学業問題・就職活動に関した二次的ダメージを最小化しうるものであり、この時期に介入することは現在できる最善の策でもあります。

もし、あなたの家族や友人が困っているようであれば、まず積極的に話を聞いてあげましょう。そして、何か症状のようなものがあったり、自殺などの危険が感じられるときは、教員や家族や専門家への相談を促してあげて下さい。

実際、学校には精神疾患をもつ学生がたくさんいます。治療や薬の進歩により、障害がある学生も大学に入学できる機会が増えています。多くの学生が問題なく成長しますが、一方で学生生活の特殊なストレスに対する弱さが目立つ学生もいます。ですから、困って学生相談室やスクールカウンセラーなどの援助を求める学生はたくさんいるはずです。

高校の教師や大学の教育者はしばしば最初に学生の何らかの不調に気づくものです。学生の欠席が増えたなど、彼らの何かが今までと異なってきていることに気がつきます。たとえば、不安が強い、情動不安定な傾向、単にぶらぶらして過ごすことが増えている、部屋の端で奇妙な行動をしている、学校の課題から大きく脱線したりすることなども変化として気づかれることがあります。

ですから、まず誰かに相談してみましょう。「スクールカウンセラーに会いたい」と学校に相談した場合、もし教員のだれかがあなたの変化に気づいていればより援助がスムーズになる可能性があります。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大森病院 メンタルへルスセンター イル ボスコ

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)