CKD(慢性腎臓病)病診連携
慢性腎臓病 (chronic kidney disease: CKD) が定義されて以来、CKD対策を進める取り組みが全世界的に行なわれてきました。
CKDが注目されるようになった理由は、「CKDは心血管合併症の大きな危険因子である」とする多くの証拠が提出されたこと、わが国で維持透析患者が30万人を超え、患者側からも医療費側からも「維持透析患者数の減少が急務である」こと、「現在ある治療法を十分活用すれば、CKDを減らし末期腎不全への進行を抑制できる」ことにあります。
現在、わが国にCKD患者は1,300万人といわれ、腎臓専門医のみでは対応不可能と考えられ、非腎臓専門医の先生方といかに病診連携を確立していくかが大きな課題です。現在CKDの重症度はたんぱく尿と腎機能によって表わされ、治療戦略および病診連携もそれに基づいてガイドラインが示されています。
腎臓専門医のCKD診療のポイントは蛋白尿・血尿から腎炎を鑑別し、ステロイドや免疫抑制療法を行う腎炎・ネフローゼ症候群を含むたんぱく尿の多いCKDステージ1-3と非代償期の管理および腎代替療法へのなだらかな移行を必要とするCKDステージ4 or 5です。一方、CKD地域連携医のCKD診療のポイントはACEIおよびARBを主体とした血圧の管理と生活習慣の是正が重要であるたんぱく尿が軽微なCKDステージ1-3 or 4です。
私たちはCKD診療に対して以下の診療プログラムを用意しております。
CKDが注目されるようになった理由は、「CKDは心血管合併症の大きな危険因子である」とする多くの証拠が提出されたこと、わが国で維持透析患者が30万人を超え、患者側からも医療費側からも「維持透析患者数の減少が急務である」こと、「現在ある治療法を十分活用すれば、CKDを減らし末期腎不全への進行を抑制できる」ことにあります。
現在、わが国にCKD患者は1,300万人といわれ、腎臓専門医のみでは対応不可能と考えられ、非腎臓専門医の先生方といかに病診連携を確立していくかが大きな課題です。現在CKDの重症度はたんぱく尿と腎機能によって表わされ、治療戦略および病診連携もそれに基づいてガイドラインが示されています。
腎臓専門医のCKD診療のポイントは蛋白尿・血尿から腎炎を鑑別し、ステロイドや免疫抑制療法を行う腎炎・ネフローゼ症候群を含むたんぱく尿の多いCKDステージ1-3と非代償期の管理および腎代替療法へのなだらかな移行を必要とするCKDステージ4 or 5です。一方、CKD地域連携医のCKD診療のポイントはACEIおよびARBを主体とした血圧の管理と生活習慣の是正が重要であるたんぱく尿が軽微なCKDステージ1-3 or 4です。
私たちはCKD診療に対して以下の診療プログラムを用意しております。
慢性腎臓病継続的食事指導および栄養管理による腎保護療法プログラム
私たちはこれらのプログラムを用いて、皆様、CKD地域連携医と病身連携を図ってまいりたいと考えています。
CKD 病診連携体制

CKD ステージ別病診連携体制
