腎臓があなたを支えることが難しくなってきた方

非代償期腎不全指導プログラム

腎臓病はそもそもの病気の避けられない進行があり,残っている腎機能が少なくなれば少なくなるほど病気の進行は早くなります。進行した腎不全では体の恒常性が維持できず,尿毒症,浮腫,難治性高血圧,電解質異常,貧血,ミネラル骨代謝異常などの症状が現れてきます。今後,ご自身の体を低下した腎機能で支えることが難しい状態になると予測される場合,腎代替療法(血液透析・腹膜透析・腎移植)への移行が必要です。本プログラムでは残された腎機能で尿毒症を是正しながら,なだらかで安全な腎代替療法の移行を目指します。腎代替療法への移行は「腎代替療法選択プログラム」に準じて行います。

一般的に腎臓の働きが10~15%を下回ってくると体の健康状態を保つことが難しくなってきます。

尿毒素といわれる物質の蓄積によって,次第に掻痒感・倦怠感・食欲不振・悪心・嘔吐などの症状がでてきます。



<p>体液貯留により,浮腫みが出現します。体液量過剰は心臓や肺に負担をかけ,心不全により呼吸苦が出現することがあります。</p> <p>Na (ナトリウム), K (カリウム), Cl (クロール), Ca (カルシウム), P (リン) などの電解質バランスが崩れていきます。K (カリウム) の蓄積は不整脈の原因になります。 </p>

血圧のコントロールが難しくなり,多剤の降圧薬を服用する必要がでてきたり,治療抵抗性の高血圧が現れてきます。

尿毒症毒素や酸物質の蓄積で体が酸性に傾いていきます。


症状は出づらいですが,気が付かない間に貧血が出現します。Hbが10g/dL未満に低下すると腎機能低下が進行しやすくなります。エリスロポエチン注射が必要です。

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