IgA腎症

IgA腎症とは、腎臓の糸球体のメサンギウム細胞と基質の炎症性変化とメサンギウム領域へIgA (免疫グロブリンA) と呼ばれる免疫グロブリンを主体とする沈着物を特徴とします。症状は多彩で、軽微な血尿だけの方から数か月で末期腎不全に至る方まで様々です。血液中を流れるIgAを含む免疫複合体が血流に乗って腎臓に運ばれ、フィルターに引っかかって炎症を起こします。
IgA腎症の患者さんは必ずしもIgAの値が高いわけではありません。糸球体に沈着するIgAは複数がくっつきあったIgAであることがわかっています。その沈着したIgAに対する処理を誤るとIgA腎症が発症します。沈着したIgAに対する反応には個体差と一部家族性があり、そのような方がIgAの産生が高まる状態になるとIgA腎症が悪化するようです。例えば、咽頭粘膜や扁桃腺にはIgAがたくさん存在し、咽頭炎や扁桃腺炎によってIgA腎症が悪化します。十分な論拠があるわけではありませんが、扁桃腺を摘出することでIgA腎症が沈静化できることもあります。
治療にはステロイド療法が用いられますが、腎臓の傷害が広範囲である場合、効果が期待できない場合があります。

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