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急速進行性腎炎症候群

急速進行性腎炎症候群とはたんぱく尿と血尿を伴い数週間~数か月と短い期間「急速」に腎機能が低下する状態-症候群のことをいいます。

どのような症状がみられますか?

目にみえる血尿が出現することや尿量が減少することがあります。微熱、倦怠感、食欲低下などの全身の症状がみられたり、病気が進行すると、吐き気、息苦しさ、痰に血液が混じる、皮膚の出血、意識の低下などが出現することがあります。

どのような治療がありますか?

副腎皮質ステロイド薬や免疫抑制薬などを使います。病勢が強い場合にはステロイド大量療法をおこなうことがあります。患者さんによっては、血液成分を交換する治療法(血漿交換)をおこないます。また進行した腎不全の状態であれば、血液透析を併用します。診断のために「腎生検」が必要になることがあります。

「腎生検」について詳しく知りたい方はこちら。

どのような経過を辿りますか?

経過がよくない腎炎のひとつです。早期に発見し治療を開始すれば、病気の進行を止めることができ、一時的に血液透析が必要になったとしても、治療により血液透析を中止できることがあります。一方、治療が遅れてしまうと、継続的な血液透析が必要になります。経過中に肺出血を併発し、酸素投与などの呼吸管理を必要とすることがあります。

「腎炎」について詳しく知りたい方はこちら。

どのプログラムに沿って診療を受けたらいいですか?

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大森病院 腎センター


〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)

【休診日】
第3土曜日、日曜日、祝日
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