慢性腎炎症候群

慢性腎炎症候群とはたんぱく尿や血尿が持続するものをいいます。腎臓の「糸球体」というろ過フィルターに慢性的な炎症を起こし、腎臓が傷む結果、血液中のたんぱく質や赤血球が尿に混ざります。慢性的な経過で腎機能が低下し、末期腎不全にいたる可能性があります。

どのような症状がみられますか?

たんぱく尿により、尿に泡立ちがみられたり、かぜをひいた後に目で見てわかるような血尿がみられることがあります。尿量が低下したり、浮腫がみられることもあります。

どのような治療がありますか?

慢性腎炎症候群は様々な原因があり、原因により治療法が異なります。診断のために「腎生検」が必要になることがあります。腎臓の炎症が軽微であれば、経過観察のみでよい場合もあります。炎症が強い場合には副腎皮質ステロイド薬や免疫抑制薬などを使うことがあります。炎症が拡がり、すでに腎臓の傷みが強く、副腎皮質ステロイド薬や免疫抑制薬の効果が期待できない場合は腎保護療法を行う場合があります。

腎生検

腎保護療法

「腎炎」について詳しく知りたい方はこちら。

急性腎炎症候群

どのような経過を辿りますか?

慢性腎炎症候群の原因によって異なります。たんぱく尿の多い方、血圧が高い方、腎臓の傷みが強い方は末期腎不全に至る可能性があります。お薬の反応がよく、たんぱく尿が消失あるいは1日0.3g未満まで減少した方の経過は悪くありません。しかし、すっかり病勢が落ち着いていても、なにかのタイミングで腎炎が再発や再燃することがあります。

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