ネフローゼ症候群

ネフローゼ症候群とは大量のたんぱく尿により血液中のたんぱく質が失われ、低アルブミン血症の結果、浮腫が出現するものをいいます。体の中のたんぱく質が失われ、血液が濃縮し、急性腎不全や血栓症(脳梗塞、肺梗塞、静脈血栓症など)を起こすことがあります。
ネフローゼ症候群には様々な原因があり、診断のために「腎生検」が必要になることがあります。副腎皮質ステロイド薬や免疫抑制薬などを使う場合もあります。

腎生検

どのような症状がみられますか?

浮腫がひどくなると肺や心臓にも水が溜まり、呼吸困難が出現する場合があります。お腹や陰嚢に溜まることもあります。急性腎不全を起こすと尿がでなくなってしまうことがあります。

どのような治療がありますか?

原因によって治療法が異なりますが、多くの場合、副腎皮質ステロイド薬や免疫抑制薬などを使います。なんらかの全身疾患(糖尿病、全身性エリテマトーデス、血液疾患など)に伴う場合、原病の治療に準じてお薬が決まります。すでに腎臓の傷みが強く、副腎皮質ステロイド薬や免疫抑制薬の効果が期待できない場合は腎保護療法を行う場合があります。
浮腫に対しては塩分制限や利尿薬を使用することがあります。血栓予防に抗血小板薬や抗凝固薬が使用されることもあります。

腎保護療法

どのような経過を辿りますか?

原因によって異なりますが、たんぱく尿の多い方、血圧が高い方、腎臓の傷みが強い方は末期腎不全に至る可能性があります。お薬の反応がよく、たんぱく尿が消失あるいは1日0.3g未満まで減少した方の経過は悪くありません。しかし、すっかり病勢が落ち着いていても、なにかのタイミングで腎炎が再発や再燃することがあります。また、お薬の反応の悪い方は末期腎不全に至る可能性があります。

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