腎移植レシピエント診療プログラム

対象疾患 慢性腎臓病(ステージ5)
慢性腎不全
腎移植後免疫抑制薬療法中
本プログラムは腎移植医療をご理解いただき、腎移植の適応評価(レシピエントとドナーの心身健康チェック)、組織適合性検査、術前検査、腎移植術、腎移植後免疫抑制薬療法、生活習慣の是正、合併症管理へと進んでいくプログラムです。

腎移植を希望される方

腎移植は腎臓機能が廃絶・低下した人が、その機能を回復させるために、適合する提供者(ドナー)の腎臓の片方を移植することです。血液型が違っても移植は可能です。腎移植を行うことにより、腎不全による尿毒症状が消失し、また、長時間の透析治療から開放され、自由な時間をより多く持てるようになります。
腎移植には、健康なご家族から頂く生体腎移植と、亡くなられた方から頂く献腎移植があります。生体腎臓移植 は親、子、兄弟などの血縁者、または配偶者などのドナー(腎臓を提供する人)から腎臓を1個取り出してレシピエント(移植を受ける人)に移植します。家族による腎臓提供は、あくまでも自発的な善意に基づくもので、健康な人の体から腎臓を取り出すという特殊な医療ですから、よく考えて慎重に決断する必要があります。献腎臓移植 を受けるには、事前に日本臓器移植ネットワークに献腎臓移植 希望の登録をしておく必要があります。わが国では、献腎臓移植 希望者に比べて死体腎の提供数が少ないことから、登録してもすぐに移植を受けられるわけではありません。
腎移植を担当する医師とレシピエントコーディネーターがご相談させていただきます。
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腎移植を知る

腎移植後の生活と管理

腎移植後3~4ヵ月しますと移植腎機能も安定し、免疫抑制薬の投与量も減ってきます。体調がよければ、職場や学校への復帰も可能になります。透析を受けていた頃よりも時間的な制約も食事や飲水の制限もずいぶん緩和されます。
しかし一方で、移植された腎臓を失うこともあります。腎臓を提供した人の願いは「移植を受けた方の健康」と「提供された腎臓が大切にされ、できるだけ長持ちする」ことにあるでしょう。
移植された腎臓が失われる一番多い理由は慢性拒絶反応で、次いで急性拒絶反応が続きます。また、一部に服薬を怠ったことによるものがあります。近年では、上記の拒絶反応に加えて、加齢・高血圧・高脂血症などが、重なり合って起こる慢性移植腎障害の重要性が、指摘されています。
免疫抑制薬の投与量を調節しながら、拒絶反応、感染症、生活習慣の是正、および合併症管理を行います。