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当科のご紹介

腎センター診療内容と特色

腎臓病は蛋白尿、血尿から始まり、時に急性の経過を辿り、時に慢性の経過を辿りながら、末期慢性腎不全に至り、透析療法・腎移植を必要とする疾患で、小児~成人まで幅広く起こり得ます。わがセンターは、この絶え間ない腎臓病の生涯医療を専門性の高い同じスタッフで診療する「内科」「外科」で構成された日本で唯一の合同医療機関です。
その診療は学生のころに学んだ「腎炎・ネフローゼ」「水・電解質」に留まらず、透析、腎移植前の「腎保護療法を主体とした保存期慢性腎不全管理」、透析、腎移植後「血液透析・腹膜透析管理および合併症」「腎移植管理および合併症」「腎不全泌尿器科疾患」を行っています。腎炎・ネフローゼでは病理学の知識とステロイド、免疫抑制剤の知識が必要とされ、腎保護療法では栄養・代謝学、体液組成、血圧の知識が必要とされ、透析医療、腎移植医療では専門性の高い知識が必要とされます。
 そして腎臓病の生涯医療を行うということは単に疾患を診るのではなく、人間を診るということを意味し、腎不全に伴う「心血管系合併症、感染症、内分泌、そして心のケア」に精通する必要があり、実に多岐、多彩です。 我々「内科」「外科」「小児科」スタッフはこの腎臓病の生涯医療に対し、お互いの「generality」と「specialty」を堅持し、尊重し合い取り組んでいます。

腎臓病の現況

わが国の腎臓病有病率はGFR < 60ml/minで2000万人、< 50ml/minで418万人と推算され、透析患者さんは毎年1万人ずつ増加し、2010年には30万人、400人に1人に及ぶと言われています。現在、腎臓専門医は2000人程、透析専門医は4014人で2006年の新規腎臓専門医は165名、新規透析専門医は151名でした。

良き臨床医を目指す君たちへ

仕事とは「人に感動を与える」「人に感謝される」「人の役にたつ」ために行うもの、勉強とは世の中を少しでもよい方向に進めるために行うものだと考えています。医師は人の役に立ち、感謝される職種で,勉強を怠ってはならない職種です。私たちは腎臓病で困った人たちのちからになりたいと思い、このセンターを立ち上げました。もし我々に君のちからを貸してくれるなら、我々も君にちからを貸しましょう。
そして、今日出会った人たちが少しでも幸せになるように、あるいは不幸が緩和されるように努力したいと思っています。

週間スケジュール

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お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大森病院 腎センター


〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)

【休診日】
第3土曜日、日曜日、祝日
年末年始(12月29日から1月3日)
創立記念日(6月10日)