教授ごあいさつ
2019年4月より東邦大学医学部 内科学講座 神経内科学分野教授に就任いたしました。私は1999年に本学医学部を卒業し、東邦大学大橋病院第4内科にて研修後、国立精神・神経医療研究センターや、アメリカ(メソジスト神経研究所、コーネル医科大学)などで神経変性疾患を中心とした臨床・研究を行ってきました。2011年に母校に戻り、より高いレベルを目指した臨床・研究・教育の実践を心がけています。
当病院は日本の空の玄関口である羽田空港(東京国際空港)に最も近く、また人口 70万の大田区唯一の大学病院です。地域から国内外に至る多くの患者さんに来院して頂き、最適な診療を提供していく所存です。さらに治験、研究も積極的に実施し、その成果をグローバルに情報発信し、疾病で苦しむ患者さんの回復のために貢献したいと考えております。
当病院は日本の空の玄関口である羽田空港(東京国際空港)に最も近く、また人口 70万の大田区唯一の大学病院です。地域から国内外に至る多くの患者さんに来院して頂き、最適な診療を提供していく所存です。さらに治験、研究も積極的に実施し、その成果をグローバルに情報発信し、疾病で苦しむ患者さんの回復のために貢献したいと考えております。
患者さんへ
脳神経内科が担当する疾患はパーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、多発性硬化症といった変性疾患から脳卒中に代表される急性期疾患、そして頭痛、めまい、しびれ、もの忘れといった一般的なものまで非常に多岐にわたります。私どもはこのような患者さんに対して最新の知識をもとに親身になって接し、診断、治療を行うことを心がけております。当科には専門医試験の中でも難関とされている日本神経学会認定神経内科専門医 19名が所属し、うち14名が大森病院に勤務しています。さらに脳卒中専門医、脳神経血管内治療専門医、認知症専門医、頭痛専門医、てんかん専門医などの資格を取得している医師も在籍しておりますので、これらの疾患を有する患者さんにより専門的で高度な治療を行っております。
2017年2月より多職種連携診療を目指した “ALSクリニック” を日本で初めて 開設しました。介護負担が大きく移動に困難を擁するALS患者さんに対して、多職種(リハビリや呼吸ケアなど)の機能を診療日の同じ時間帯に集約させ、1回の診療ですべての問題を解決するシステムです。さらにこのシステムを充実させるために、2018年8月よりALS 、球脊髄性筋萎縮症患者の歩行機能改善を目的として、都内の大学病院で初めてロボットスーツHAL®(Hybrid Assistive Limb®)を導入しました。このように、最先端の診療システムや治療を取り入れており、また羽田空港や品川から近いという立地条件も備えているため、現在、全国から多くの患者さんに来院して頂いております。
当科の過去5年間の集計では、入院患者の約4割が脳卒中患者さんでした。近年の急性期脳梗塞治療におきましては、血栓を溶かす治療から、血栓を回収する治療へと進歩してきております。当院におきましても、脳神経外科、リハビリテーション科、放射線科などと連携しながら、脳卒中診療への積極的な取り組みを敢行していきます。
また、パーキンソン病やALSに対して多くの治験に参加し、臨床・基礎研究も積極的に進めております。私どもは神経難病を解明し克服するという志と情熱を持ち、日々の診療にあたっております。診療・研究などで得られた成果が、神経疾患で苦しまれている患者さんの一助になりますように努力して参りますので、何卒ご協力をお願いいたします。
2017年2月より多職種連携診療を目指した “ALSクリニック” を日本で初めて 開設しました。介護負担が大きく移動に困難を擁するALS患者さんに対して、多職種(リハビリや呼吸ケアなど)の機能を診療日の同じ時間帯に集約させ、1回の診療ですべての問題を解決するシステムです。さらにこのシステムを充実させるために、2018年8月よりALS 、球脊髄性筋萎縮症患者の歩行機能改善を目的として、都内の大学病院で初めてロボットスーツHAL®(Hybrid Assistive Limb®)を導入しました。このように、最先端の診療システムや治療を取り入れており、また羽田空港や品川から近いという立地条件も備えているため、現在、全国から多くの患者さんに来院して頂いております。
当科の過去5年間の集計では、入院患者の約4割が脳卒中患者さんでした。近年の急性期脳梗塞治療におきましては、血栓を溶かす治療から、血栓を回収する治療へと進歩してきております。当院におきましても、脳神経外科、リハビリテーション科、放射線科などと連携しながら、脳卒中診療への積極的な取り組みを敢行していきます。
また、パーキンソン病やALSに対して多くの治験に参加し、臨床・基礎研究も積極的に進めております。私どもは神経難病を解明し克服するという志と情熱を持ち、日々の診療にあたっております。診療・研究などで得られた成果が、神経疾患で苦しまれている患者さんの一助になりますように努力して参りますので、何卒ご協力をお願いいたします。
入局を考えている先生方へ
当科ではリサーチマインドを持った医師の育成を第一に掲げております。大学は、車やテレビなどの品物を作っているところはなく、優秀でかつ人格も兼ね備えた人材を育成する場であります。患者さんから多くの事を学び、さらには新しいことを考えていく姿勢が身につくような教育を実践しております。当教室で研鑽を積むことによって、自然と成長できるような環境をご用意しておりますので、是非お越し下さい。
また私は前任の岩崎泰雄教授のご支援のもと、国内外で一流の教育を受ける多くの機会に恵まれました。今度は私が医学生、研修医、教室員に恩返しする番と考えております。そのために専門医や学位取得、留学など個人の能力を最大限引き出せるような環境を整えています。
当院神経内科は若手の医師が多く、やる気と活気に溢れています。脳卒中診療がメインの市中病院と異なり、様々な神経疾患をバランスよく学ぶことができます。また教室員半数が女性医師で、結婚や出産などでキャリアの形成に影響がでないような体制を整備しております。また入局に関しての出身大学は一切問題にはなりません。実際に、現教室員の半数は他大学出身医師です。見学だけでも構いませんので、ご興味のある先生は是非ご連絡ください。
また私は前任の岩崎泰雄教授のご支援のもと、国内外で一流の教育を受ける多くの機会に恵まれました。今度は私が医学生、研修医、教室員に恩返しする番と考えております。そのために専門医や学位取得、留学など個人の能力を最大限引き出せるような環境を整えています。
当院神経内科は若手の医師が多く、やる気と活気に溢れています。脳卒中診療がメインの市中病院と異なり、様々な神経疾患をバランスよく学ぶことができます。また教室員半数が女性医師で、結婚や出産などでキャリアの形成に影響がでないような体制を整備しております。また入局に関しての出身大学は一切問題にはなりません。実際に、現教室員の半数は他大学出身医師です。見学だけでも構いませんので、ご興味のある先生は是非ご連絡ください。
教授プロフィール
学歴
職歴
受賞