学術活動

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学会参加報告と受賞報告

学会参加報告と受賞報告

2022年

第16回パーキンソン病・運動障害疾患コングレス

学会参加報告
2022年7月28日 
 2022年7月21-23日に東京・浜松町で開催されたパーキンソン病・運動障害疾患コングレスに参加してきましたのでご報告致します。
 同大会はパーキンソン病及びその類縁疾患に関する日本最大の年次集会でMovement Disorder Society of Japan(MDSJ)が主催しております。本年度は上用賀世田谷通りクリニック院長の織茂智之先生が大会長を務め開催されました。織茂先生には初期研修医時代から今日まで大変お世話になっておりましたので、是非本大会に参加したいと思い、一般演題で発表して参りました。
 最新の知見として、パーキンソン病の病態進展仮説として提唱されているBrain-first型 vs. Body-first型に関して議論されておりました。また、訪問診療・クリニックでの神経難病の診療、リハビリテーションに着目した講演は同大会ならではの企画だったのではないかと思います。さらに、織茂先生が長年取り組まれているレビー小体病におけるMIBG心筋シンチグラフィー検査が果たす役割について様々な角度からエキスパートの先生方の話を拝聴でき勉強になりました。
 本大会では当講座の狩野修教授がcontroversyのセッションで発表されました。” controversy” は与えられた演題について” Yes” と” No” の立場からプレゼンテーションし、いかに聴衆から賛同を得られるか議論するセッションです。” 神経変性疾患はプロテイノパチーである” という一聞すると” Yes” と即答したくなる演題でしたが、” No” という難しい立場にも関わらず狩野教授の明解なエビデンス提示と巧みな話術により、最終的に多数の聴衆から賛同が得られたことは大変誇らしかったです。
  次回は東京大学脳神経内科の戸田達史先生を大会長とし大阪で開催されます。コロナ第7波が迫るなかではありましたが、現地参加者が非常に多かったのが印象的で、直接様々な先生とお話できるのが現地参加のメリットと思いました。感染症対策など大会運営が非常に大変だったかと拝察致しますが、開催にご尽力された織茂先生始め事務局の方々に感謝申し上げます。来年はコロナ禍が終息しているなかで開催されることを切に望んでおります。
(文責:蝦名 潤哉)

第9回日本心血管脳卒中学会学術集会

受賞報告
2022年7月1日
 長澤 潤平助教が第9回日本心血管脳卒中学会学術集会において、優秀演題賞を受賞しました。脳血管の形態から脳梗塞発症のリスクを解析した研究での受賞でした。今後のさらなる研究に期待が寄せられています。 

第676回日本内科学会関東地方会

学会参加報告
2022年6月30日
 2022年3月19日に開催された日本内科学会関東地方会に当講座から症例報告発表しましたのでご報告致します。
 地方会は症例報告を中心として、内科領域全般を臓器別に分けて非典型な経過をたどった症例などの知見を得られる大変貴重な機会となっております。最近は長引くコロナ禍の影響やコロナワクチン後の関連症状が発表すされる施設が増えてきております。
 今回は専攻医の小中 宏美先生が「非典型的な経過をたどったギラン・バレー症候群の1例」を発表しました。本症例の患者さんは亜急性の多発脳神経障害と四肢麻痺をきたし、進行がやや非典型的であった症例でした。その後、症状は回復しリハビリ病院へ転院されております。ギラン・バレー症候群は、経過によっては当初から脳神経内科に来院されない症例も散見され、この方も他院他科を経て当科に転院とされた方でした。また、転院後の初期の検査では典型的なギラン・バレー症候群と考えられる所見を呈しておらず、神経所見から治療を優先し行い、改善した症例であり我々脳神経内科医冥利につきる症例でありました。上記の通り他科を経て来院される症例もあることから内科学会という幅広い専門家の先生方の集まる会で共有してしたく発表されました。
 今回発表した小中宏美先生は2017年久留米大学医学部卒業後、2019年に当講座へ入局されました。現在新・内科専門医を目指し現在東邦大学の脳神経内科にて研修を行っております。年数を経るごとに様々な経験を通してマネジメントができる疾患も増え、来年には日本神経学会専門医取得を期待できる医師であります。そして、なにより患者さんのことを大切にし、評判も良く、仕事に前向きに取り組んでいる姿が指導する立場からすると微笑ましい印象です。
 今後も学会や講演会等への参加報告を不定期で行っていく予定です。また、当講座では一緒に臨床や研究を行って頂ける先生方を募集しております。初期研修医の先生や既にキャリアをお持ちの先生方で当講座に少しでも興味を持って頂けましたら問い合わせ宜しくお願い申し上げます。
(文責:柳橋 優)

第63回日本神経学会学術大会(神経総会)

学会参加報告
2022年5月30日
 日本神経学会の国際化の取り組みから英語での発表が推奨されており、今回当講座から提出された口演・ポスター発表演題はすべて英語発表となりました。私は英語のポスター発表でしたが、読み原稿作成から質問への対応について予め準備しておく必要があったので大変でした。国際学会含め英語でプレゼンテーションする度、英語を勉強しなくてはと思うのですが、”喉元過ぎれば熱さを忘れる”状態になってしまいます・・・。しかし、座長の先生や同じセッションの先生方と有意義に議論出来たので、今後の研究に役立てたいと思いました。
 昨今のコロナ禍の影響からCOVID-19関連の演題や講演が今回の神経総会でも多かった印象でした。また、片頭痛や神経免疫疾患の新規治療薬に関する発表やタウオパチーの新しい疾患概念等大変勉強になりました。また、今回初めて教育セミナーの神経電気生理学診断ハンズオンに参加しました。普段神経伝導速度検査といった神経生理検査を行う機会が少なかったため、知識と技術の復習のため参加しましたが大変勉強になりました。
 次回第64回神経総会は千葉大学脳神経内科桑原聡教授を大会長として幕張メッセで開催予定とのことです。今回の神経総会の様子を見ても、コロナ禍以前の状態にだいぶ戻ってきたのではないかと思うくらい現地参加される先生が増えた印象でしたので、来年はさらに以前のような状態に戻るのではないかと思いました。引き続き臨床と研究を継続して、良い成果を発表出来ればと思っております。今回当講座から参加された先生方、大変お疲れ様でした。
(文責:蝦名 潤哉)

2021年度 東邦大学医学部柳瀬武司奨学基金を受賞

 受賞報告
2022年2月2日

 

2021年度 東邦大学医学部柳瀬武司奨学基金を受賞
 蝦名 潤哉先生が2021年度の東邦大学医学部柳瀬武司奨学基金を受賞されました。今回はパーキンソン病に関する研究での受賞でした。今後のさらなる活躍が期待されます。

2021年度 公益信託宮田幸比古記念ALS研究助成基金を受賞

受賞報告
2022年1月23日

 花城 里依助教(任期)が2021年度の公益信託宮田幸比古記念ALS研究助成基金を受賞しました。花城先生は、画像技術を用いたALSの早期診断法の開発を目指しており、今後の成果に大きな期待が寄せられています。

2021年度 島しょ保健所専門医等相談事業

 学会参加報告
2022年1月15日

 

2021年度 島しょ保健所専門医等相談事業 サタドー岬にて
 2021年度東京都島しょ保健所専門医等相談事業で12月14-16日の日程で三宅島を訪問して参りましたのでご報告致します。同事業は例年12月頃に東京都の保健事業の一環として、当講座から1名派遣され、神経難病患者さんを診察して療養に関するアドバイス等行っております。  
 三宅島は東京から約180km南に位置する伊豆諸島の火山島として知られ、直近では2000年の噴火で全島避難となりました。面積は山手線の内側と同程度です。三宅島へのアクセスは調布飛行場からセスナ機で約40分、竹芝客船ターミナルから約7-8時間です。当初隣接する御蔵島にも訪問する予定でしたが、天候の影響で三宅島のみとなりました。人口は約2,500人で島民の約40%が65歳以上と高齢化が顕著です。地理的に医療環境に恵まれていないことから高血圧対策といった予防医療に取り組んでいるようです。緊急の場合はヘリコプターで本土の都立系列病院へ搬送されるようですが、天候にかなり影響されるとのことでした。
令和3年度島しょ保健所専門医等相談事業 大路池
 三宅島にも当然ながら神経疾患を抱える患者さんがおりますが、コロナ禍でこの2年間本土の医療機関受診を控える方が多かったようです。Skype等を用いた遠隔診療を受けておられる患者さんもいらっしゃいますが、実際に診察やお話を聞かないとわからない部分も多いので、病状について不安や心配を抱いている患者さんもいらっしゃいました。訪問中に三宅島ならびに御蔵島の医療従事者の方々に講演する機会を頂きました。限られた環境ですので、リハビリの重要性、フレイルやサルコペニアといった近年老年医学的視点から重要視されている問題についてお話をさせて頂きました。現地の看護師の方からはもっとリハビリの回数を増やしてほしいという要望がありましたが、なかなか実現できていないのが現状のようです。小池都知事ぜひとも宜しくお願い申し上げます(笑)!
 今回の訪問で離島における神経難病医療の現状を把握することができたと共に患者さんから実際にお話を聞いたり、診察する機会を頂き大変有意義なものとなりました。訪問中島内の案内や診察のサポートをしてくださった保健師の増渕様並びに稲葉様に厚く御礼申し上げます。もし機会があればまた参加させて頂きたいと思います。
(文責:蝦名 潤哉)

第239回日本神経学会関東・甲信越地方会

学会参加報告
2022年1月14日
第239回日本神経学会関東・甲信越地方会
 2021年12月4日に開催された日本神経学会関東・甲信越地方会に当講座から症例報告発表しましたのでご報告致します。
 例年地方会は年4回開催されていますが、昨今のコロナ禍の影響で現在はオンライン開催に変更されております。地方会は症例報告を中心として、主に脳神経内科領域の典型疾患で非典型な経過をたどった症例や希少神経疾患症例に関する新たな知見を得られる大変貴重な機会となっております。特に最近は長引くコロナ禍の影響を反映してCOVID-19感染症に続発する神経症状を発表する施設が増えているのが大変印象的です。
 今回は専攻医の小中宏美先生が「急性椎骨動脈閉塞をきたし、緊急血行再建術を施行した全身性エリテマトーデス(SLE)の1例」を発表しました。本症例の患者さんはSLEの既往がある方でしたがコントロールは良好でした。意識障害を主訴に当院へ搬送され、椎骨動脈閉塞がみつかり血行再建術を施行し、後遺症もなくフルリカバーしました。SLEといった膠原病や自己免疫性疾患では血管病変を来すことがありますので、脳梗塞リスクファクターが低い例や原因がはっきりしない例では背景にこれらの疾患が隠れていないかルールアウトすることを脳神経内科医として留意しておく必要があると考えられます。
 今回発表した小中宏美先生は2017年久留米大学医学部卒業後、東邦大学医療センター大森病院で2年間初期研修し当講座へ入局されました。その後、国家公務員共済組合連合会三宿病院(世田谷)や国立病院機構東埼玉病院での勤務を経て、現在東邦大学の脳神経内科にて研修を行っております。大変闊達で医局のムードメーカー的存在であると共に、仕事にも真摯に取り組み、患者さんのことを大切にする姿勢が見て取れます。日々仕事に追われて大変だと思いますが、引き続き明るく笑顔でお願いします!
 今後も学会や講演会等への参加報告を不定期で行っていく予定です。また、当講座では一緒に臨床や研究を行って頂ける先生方を募集しております。初期研修医の先生や既にキャリアをお持ちの先生方で当講座に少しでも興味を持って頂けましたら問い合わせ宜しくお願い申し上げます。
(文責:蝦名 潤哉)

2021年

第238回日本神経学会関東・甲信越地方会

学会参加報告
2021年10月 5日
第238回日本神経学会関東・甲信越地方会 (穗積先生、学会発表時のスクショを失念してました。誠に申し訳ございません。笑顔がよきです!)
 2021年9月3日に開催された日本神経学会関東・甲信越地方会に当講座から症例報告発表しましたのでご報告致します。
 例年地方会は年4回開催されていますが、昨今のコロナ禍の影響で現在はオンライン開催に変更されております。地方会は症例報告を中心として、主に脳神経内科領域の典型疾患で非典型な経過をたどった症例や希少神経疾患症例に関する新たな知見を得られる大変貴重な機会となっております。特に最近は長引くコロナ禍の影響を反映してCOVID-19感染症に続発する神経症状を発表する施設が増えているのが大変印象的です。
 当講座から専攻医の穗積正迪先生が「肺非結核性抗酸菌症が併存した進行性多巣性白質脳症の64歳男性例」を発表しました。進行性多巣性白質脳症(PML)はJCウイルス感染に伴い進行性白質病変を呈する疾患として従来予後不良な疾患と考えられてきました。疾患頻度も低く解明されていない点も多いのですが、欧米を中心にHIV感染に伴うPMLの報告が多数なされており、また近年では多発性硬化症の疾患修復薬開始後に発症した症例の報告も増えてきております。我々が経験した症例は既報告と比較し非典型的な特徴を認めた例として今後の病態解明や治療法確立の一助になればと考えております。
 今回発表した穗積先生は2019年東邦大学医学部を卒業後、新松戸中央総合病院で2年間初期研修し当講座へ入局されました。現在内科専攻医として自科ならびに他科で研修しております。初期研修中は脳神経内科をローテートすることがなかったにも関わらず、臨床神経学に興味を持って入局してくれたことは医局員一同大変喜ばしく思っております。脳神経内科医として約半年経過し、打腱器を持つ姿もすっかり板についてきました。これからの活躍を大変期待しております!
 今後も学会や講演会等への参加報告を不定期で行っていく予定です。また、当講座では一緒に臨床や研究を行って頂ける先生方を募集しております。初期研修医の先生や既にキャリアをお持ちの先生方で当講座に少しでも興味を持って頂けましたら問い合わせ宜しくお願い申し上げます。
(文責:蝦名 潤哉)

第15回パーキンソン病・運動障害疾患コングレス

学会参加報告
2021年 7月 11日
第15回パーキンソン病・運動障害疾患コングレス
 先日開催された第15回パーキンソン病・運動障害疾患コングレスに参加して参りましたのでご報告致します。
 本会は仙台西多賀病院の武田篤先生を大会長として宮城県仙台市で7月1-3日の日程で開催されました。パーキンソン病・運動障害疾患コングレスはMovement Disorders Society Japan (MDS-J)が主催する国内最大のパーキンソン病及び関連疾患に関する学術大会で年1回開催されます。昨年から続くコロナ禍の影響で現地とオンラインのハイブリット形式で開催されました。当講座からは狩野教授が座長として、筆者が一般演題で参加致しました。
 パーキンソン病をはじめとする運動障害疾患領域の研究は近年目覚ましく、病態解明や診断・治療と基礎から臨床に渡る最新の動向を学ぶことができました。また本大会の目玉であるビデオセッションは、各施設から提示された不随意運動の動画をみて病態や診断を考える教育的プログラムで大変勉強になります。
第15回パーキンソン病・運動障害疾患コングレス
 筆者自身久々の学会参加だったのですが、自分が行っている研究について他施設の先生方から質問や提案等を直接受けることができ、大変貴重な機会となりました。また、エキスパートの先生方の運動障害疾患・不随意運動の診療に対するアプローチや考え方を知り、今後の日常診療に役立てたいと思いました。
 筆者自身仙台は約15年ぶりの訪問となり、震災を経て街並みも変わった印象でしたが、本場の牛タンの味は変わらず、大変おいしかったです。
 次回第16回パーキンソン病・運動障害疾患コングレスは上用賀世田谷通りクリニック院長の織茂智之先生を大会長として2022年7月に東京・台場で開催予定とのことです。1日も早いコロナ禍の収束を祈念すると共に、臨床・研究に精一杯取り組んで良い成果を発表出来ればと考えております。
 今後も学会や講演会等への参加報告を不定期で行っていく予定です。また、当講座では一緒に臨床や研究を行って頂ける先生方を募集しております。初期研修の先生や既にキャリアをお持ちの先生方で当講座に少しでも興味を持って頂けましたら問い合わせ宜しくお願い申し上げます。
(文責・蝦名 潤哉)

2018年

2016年

2015年

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2013年

2012年

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大森病院 脳神経センター(脳神経内科)

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)