治験・臨床研究のご案内
筋萎縮性側索硬化症(ALS)
当教室では筋萎縮性側索硬化症の原因解明、進行抑制、日常生活動作(ADL)の向上を目指し、治験・臨床研究を多数行っております。
筋萎縮性側索硬化症は進行が非常に早いため、早期診断・治療開始が重要と考えております。各種治験・臨床研究に関してはご来院の際説明させていただきます。セカンドオピニオンも含め是非一度ご来院ください。
筋萎縮性側索硬化症は進行が非常に早いため、早期診断・治療開始が重要と考えております。各種治験・臨床研究に関してはご来院の際説明させていただきます。セカンドオピニオンも含め是非一度ご来院ください。
ALSクリニックが分担施設として参加する研究チームが、発症早期のALS患者に対する高用量メコバラミンの有効性、安全性を確認しました
徳島大学脳神経内科(梶龍兒研究代表)を代表研究施設とする国内25施設で実施された、高容量メチルコバラミンの安全性と有効性を検討する医師主導治験(Japan Early-Stage Trial of Ultrahigh-Dose Methylcobalamin for ALS (JETALS) )の成果が、2022年5月10日にJAMA Neurology誌に公開されました。
発症後1年以内に治験薬を開始したグループにおいて、高用量メチルコバラミンはプラセボと比較し、治療16週時点でALSFRS-R合計点数の低下を約43%抑制する効果を示し、安全性もプラセボと比較して同様でした。今後の早期の保険収載が期待されます。
東邦大学医学部脳神経内科の狩野修教授が分担研究者として、本治験に参加しました。
論文のURLはこちら、治験デザインや結果についてのスナップショットはこちらです。日本語解説の詳細はこちらをご覧下さい。
発症後1年以内に治験薬を開始したグループにおいて、高用量メチルコバラミンはプラセボと比較し、治療16週時点でALSFRS-R合計点数の低下を約43%抑制する効果を示し、安全性もプラセボと比較して同様でした。今後の早期の保険収載が期待されます。
東邦大学医学部脳神経内科の狩野修教授が分担研究者として、本治験に参加しました。
論文のURLはこちら、治験デザインや結果についてのスナップショットはこちらです。日本語解説の詳細はこちらをご覧下さい。
ALS/Live Day for Tomorrow
筋萎縮性側索硬化症(ALS)のバイオマーカーの研究に関するお願い
当科ではALSの原因究明、診断や治療の進歩に貢献できるよう臨床治験や基礎研究を積極的に行っております。バイオマーカーとは血液中に測定されるタンパク質で、その濃度を通して病気の存在や進行度を確認するものです。
本研究ではALS患者に加え、パーキンソン病患者そしてこれらに罹患していない健常者の方にもご協力をお願いしたいと考えております。
まず外来受診(月曜午前)していただき、内容を説明させていただきご承諾を頂いたうえで、診察に加え採血をさせていただきたいと思います。
ボランティアでの参加ですので特別な費用は一切かかりません。
詳細につきましては 脳神経内科 狩野 までお尋ねください。(初診外来:月曜午前)
また来院前に脳神経内科外来(代表:03-3762-4151)ご連絡いただけましたら、こちらからご説明させていただきます。
私どもの研究が一日でも早く、ALSの患者さんに寄与できるよう、努力して参りますので何卒ご協力の程よろしくお願いします。
本研究ではALS患者に加え、パーキンソン病患者そしてこれらに罹患していない健常者の方にもご協力をお願いしたいと考えております。
まず外来受診(月曜午前)していただき、内容を説明させていただきご承諾を頂いたうえで、診察に加え採血をさせていただきたいと思います。
ボランティアでの参加ですので特別な費用は一切かかりません。
詳細につきましては 脳神経内科 狩野 までお尋ねください。(初診外来:月曜午前)
また来院前に脳神経内科外来(代表:03-3762-4151)ご連絡いただけましたら、こちらからご説明させていただきます。
私どもの研究が一日でも早く、ALSの患者さんに寄与できるよう、努力して参りますので何卒ご協力の程よろしくお願いします。
認知症(アルツハイマー病・レビー小体病・血管性痴呆など)
これまでアルツハイマー病の治療薬はドネぺジル(アリセプト)しかありませんでした。しかし2011年になり本邦でも相次いでメマンチン(メマリー)、ガランタミン(レミニール)、リバスチグミン(エクセロン)が認可され治療の幅が広がってきました。同じアルツハイマー病の患者様でもどの治療薬が適切でかつ効果的か、臨床研究を通して患者様に還元していきたいと考えております。認知症に悩む患者様のみならず介護者の負担を軽減するのも目的としており、是非ご参加ください。
多発性硬化症(MS)、視神経脊髄炎関連疾患(NMOSD)
多発性硬化症や視神経脊髄炎関連疾患は、近年その病態が徐々に解明され、新たな治療薬も上市されています。一方で、再発や進行抑制を完全に防ぐことは困難で、今後の喫緊の課題でもあります。当教室では川邉らを中心に、血清を用いた免疫学的手法による病態の解明と、これらの知見に由来した新規化合物の開発を目指しております。多発性硬化症や視神経脊髄炎関連疾患と診断された方に、研究のご協力をお願いするかもしれません。何卒よろしくお願いいたします。
脳卒中関連の血圧管理
脳梗塞の発症予防や再発の予防のためには適切な血圧管理が必要です。当医局では脳梗塞後の発症予防のための降圧剤の適切な選択やまた、降圧剤が持つ血圧低下作用以外の作用に注目をして研究を行っております。これらの結果を通じて患者様の脳梗塞再発予防をできる限り少なくしていきたいと考えております。
パーキンソン病
高齢化社会の進行に伴いパーキンソン病の患者様が今後増加してくることが予想されています。長期間罹患しているパーキンソン病患者さんでは内服している薬の効果がだんだんと擦り減ってしまうウェーアリングオフ現象がみられ特に日常生活の質に悪影響を与えてしまうことがあります。当医局ではウェーアリングオフ現象と日常生活の質、医療に対する満足度との関連について調査を行っています。パーキンソン病患者様で薬の効果が以前に比べてなくなってきたと感じる方は是非ご相談ください。
また、今後、パーキンソン病患者さんの唾液を用いた新たな診断法の開発、病態の解明などの調査を予定しております。ご興味がある方はご参加くださいますことをお願いいたします。
また、今後、パーキンソン病患者さんの唾液を用いた新たな診断法の開発、病態の解明などの調査を予定しております。ご興味がある方はご参加くださいますことをお願いいたします。