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パーキンソン病の治験に関するお知らせ

脳神経内科におきましてパーキンソン病の患者様を対象とした治験を実施しており、ご協力いただける方を募集しております。
まず、外来を受診(火曜、水曜、木曜の午前)していただき診察・診断します。
その後、治験の内容を説明させていただきご承諾を頂いたうえで、参加していただく予定です。

詳細につきましては、来院前に脳神経内科外来(代表:03-3762-4151)へご連絡いただけましたら、こちらからご説明させていただきます。
何卒ご協力の程よろしくお願いします。

パーキンソン病とは

パーキンソン病は、運動機能障害を主症状とし、アルツハイマー病に次いで頻度が高い中枢神経変性疾患です。日本人における人口10万人あたりの患者数は150人ですが、65歳以上では1000人に増え、全国患者数は20万人に達すると推定されています。高齢になるにつれ発症率と有病率が上がることから、今後も患者数の大幅な増加が見込まれています。

パーキンソン病のおもな症状

  • 何もしていないのに手がふるえる
  • 歩くときに前かがみになる
  • 歩幅が狭くなる
  • 歩くときに手の振りがなくなる
  • 顔の表情がかたくなる
  • 体の筋肉がかたくなる
  • 動作がゆっくりになり、動く回数も減る
  • 体のバランスが悪くなり転びやすくなる
  • 声が小さく早口になる
  • 2つ以上の動作が同時にできなくなる

今回の治験の目的

治験に用いられるお薬の候補を「治験薬」といいます。今回の治験は、「貼るタイプ」の治験薬をパーキンソン病患者さんを対象として使用いただいた際の、有効性と安全性を確認することを目的としています。

治験とは

新しい薬が患者さんに広く使われるには、その薬の有効性(どれだけ薬が効いているか)や安全性(副作用があるかどうか)を調べる必要があります。健康な方や患者さんにご協力いただいて、薬の有効性や安全性について調べる試験を「臨床試験」といい、なかでも、厚生労働省から「医薬品」として承認を受けるために行う臨床試験のことを「治験」といいます。

治験参加中の費用について

治験参加中の検査費用や、一部薬の費用(該当する場合)は、この薬を開発している製薬会社から支払われます。治験に参加して頂いた方には、治験参加に伴う交通費等の負担を軽減するため、当院の基準に従い算出された負担軽減費をお支払いします。

この治験に興味のある患者さんへ

この治験に参加するかどうかは自由です。患者さんの意思を大切にします。また、参加に同意していただいた後でも、あるいは治験が始まってからでも、いつでも参加を取りやめることができます。この治験への参加に同意いただけなくても、あなたが不利益を受けることは全くありません。
興味がある方は担当医にご相談ください。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
大森病院 脳神経センター(脳神経内科)

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)