日本の土壌と文化へのルーツ60 アラブの香り 乳香

東邦大学医学部
東洋医学研究室
田中耕一郎 
 

アラブの芳香への憧れ

 馬場多聞氏は中東知識の中で、『アラビアン・ナイト』における多種の香料を紹介し、以下のように述べている。1)
「中東の説話集『アラビアン・ナイト』には,「アリババと四十人の盗賊」という物語が収録されている。四十人の盗賊が世界中から盗んできた宝を隠している洞窟を発見したアリババは,金銀財宝が眠る広間を巡った後,以下のような景色を「鼻」にする。
『そこからさらに薬品や,香料,芳香剤などの広間にはいって行きましたが、それが最後の室であり、その中にはこの部類のもののうち、どの種類もいといみじきものがそろえてありました。丁香や麝香がふくいくとかおり,竜涎香(註:マッコウクジラの腸内に発生する結石)や霊猫香(註:ジャコウネコの分泌物)の心をときめかえすえならぬ香りがただよい,バラ水とナッド(練香、註:一般的には竜涎香、麝香、乳香など混ぜて作ったお香)の魅惑的な香りはあたりに立ちこめ,乳香とサフランとは高貴な芳香を立ちのぼらせ,白檀はあたかも,焚火の薪のように投げ出されており,そうして伽羅の木はまるで用のない雑木のように無造作に放り出されたままでありました。』2)
 この話で着目すべきは,丁香や麝香,竜涎香,霊猫香,バラ水,ナッド(練香),乳香,サフラン,伽羅といった各種の香料が,盗賊の宝の絢爛さを示すために登場している点である。アラビアン・ナイトにはほかにも,シンドバードの冒険譚や官能的な逸話において,様々な香りが漂っている。たとえば,竜涎香が湧き出る泉の記述や遠く東方に産出する竜脳の採集法に関する話,そして「美女のからだは麝香の香り」といった表現など,枚挙に暇がない。中東や地中海周縁部において培われてきた香料への憧憬が,ここには描かれているのである。」1)
 「アリババと四十人の盗賊」2)のアリババは、洞窟の中で「これらの財宝や珍貨の夥しさに茫然とし」つつも、しばらくして、「伽羅や乳香の芳香をかぎまわったり」するのである。

香りは真実を見抜く?!

 他にも、アラブ人の嗅覚について興味深い記述がある。
「アラブ人の結婚をとりもつ仲人は、ふつうたいへん注意してよい縁組をきめようとする。彼らは必要と思えば娘のにおいをかがせてくれと要求することさえあり、もし彼女が「いいにおいがしない」と彼女を紹介することを断る。それは美的な根拠からではなく、おそらく怒りとか不満のにおいが残っているためである。他人に息を浴びせかけるのは、アラブではふつうのふるまいである。」3)
 宗教的儀式に香りをたくのは、神聖さを高める意味もあった。
「エジプト死者の書」では、神々が死者の匂いを嗅ぎに降りて来て、そして道徳性が評価されていた。また、ロシアの文豪、ドフトエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」には、高僧の死と匂いについての記述があり、尊い人格は、肉体的死を迎えても腐臭を発しないと人々が考えていたことが窺える。4,5)
 異臭症は、これらの観点からすれば、特定の記憶、自分自身の道徳性に対する感情と関係があるかもしれない。
 人間では、嗅覚は退化しているために、現代人には道徳性を見抜く力はない。つまり我々に神々の鼻はないのである。しかし、現在でもにおいと道徳性に関しての、言葉は日本語にも窺うことが出来る。例えば、「何かうさんくさい」、「どうもあいつが、くさい」のくさいのように、直観的に何かおかしいと感じる時に表現されている。うさんくささはどの五感で感じるものであろうか?
 視覚、聴覚(言葉)は、「見た目」、「甘い言葉」のように最もだまされやすい。しかし、よく観察すれば「眼は口ほどにものをいう。」ように、神明(註:東洋医学で意識のこと)の窓口である奥深い瞳は嘘を隠すことは出来ない。一方、臭いは、より単純で、直観的、本能的に見た目より真実をついて来る。しかし、残念ながら、嗅覚は持続せず、時間によって感覚は麻痺するため、芳香も悪臭も時とともに急速に減退し、消失する。真実はひと時姿を見せるがまた隠れてしまうのである。4,5)
 ここで紹介されている香料は同時に東洋医学における薬物でもある。前述のアラビアの香料の多くに香の名が含まれている。麝香、乳香、壇香、安息香、丁香、蘇合香、沈香、降香、松香、藿香、香薷はいずれも香りを有する東洋医学の代表生薬である。
 今回は乳香とそれに対として用いられる没薬についてみていきたい。

アラブの希少植物 乳香

 乳香は、乾燥地帯に生息するカンラン科ニュウコウジュ(Bowsella carterii Birdw)という植物からとれる乾燥樹脂である。春から夏に採取するが、春が最盛期である。(註:秋が良いという説や、夏の熱い時期が最適という説もある。)まず、樹木の幹の皮部に下から上に順に傷をつけ、狭い溝を作る。そうすると、樹脂が滲出してくる。その樹脂が乳白色で芳香があることが名前の由来となっている。乳香は、精油(7-10%)、樹脂(60-70%)以外にゴム状の物質(10-20%)を含んでいるために、数日後には淡黄色の硬い塊となる。その時点で採取したものを使用する。6、7)あまり、傷つけすぎても樹木が弱ってしまうために注意が必要である。
 主産地は、エジプト、リビアなど北アフリカ、東アフリカの角と呼ばれるソマリア、エチオピア、オマーン、イエメンなどアラビア半島南部の乾燥地帯である。乳香樹は栽培して増やすことが難しく、希少性が高いために、古代エジプトでは黄金に匹敵するものとされていた。ヘブライ人とエジプト人は莫大な富を費やしてフェニキア人(地中海東岸、シリアの一部に居住し、地中海の交易にて繁栄)から輸入していたとされる。
 生育に適した気候として、最高品質とされる山地であるオマーン南部のドファール地方の山麓地帯の気候が挙げられる。広大な砂漠が広がる一方で、インド洋の影響を受けて高温多湿となるアラビア半島では特殊な気候環境にある。「イエメンとの国境近辺から東へ東西約300㎞、南北約70㎞に広がる海寄りに面したドファール山地の斜面で、アラビア海に吹く南西モンスーンの影響を受ける土地である。6月半ばから9月半ばにかけて10-30㎜/月のわずかな降雨と海風がもたらす80-90%の湿度と霧、そして石灰質の土壌」8)がこの樹木の生育に適しているとされる。古代よりドファール地方は乳香の産地であり、沿岸部は乳香の積出港として都市が形成されていった。
 アラビアン・ナイトの時代にはドファール地方のシフルという港から積み出される乳香が特に知られていた。「現在はオマーン国に属するこの地域は、2000年,「乳香の交易路(The Frankincense Trail)」としてUNESCOの世界遺産に登録された。2005年には,現在の名称である「乳香の土地(The Land of Frankincense)」に改称されているが、乳香の交易に使われた四つの遺跡と乳香が生育する一帯が対象となっていることに変わりはない。この乳香の土地における乳香の採集や交易は,遅くとも紀元前三千年期にははじまっていた。イスラームが勃興する以前のイエメンに栄えた古代南アラビア諸王国は,乳香交易によって莫大な利益を得ていたと言われる。」1)アラビア語では乳香はルバーン(lubān)と呼ばれる。LとBとNの音の組み合わせは白や乳を意味し,乳香の白色から薄黄色を帯びた外観からきている。1)
 中国の生薬に関する百科全書である明代の『本草綱目』には、乳香が掲載されている。その内容の一部は、中国の医学書『名医別録』(1〜3世紀頃の生薬学書)から引用したとされている。一方で、中国には5-6世紀に薫陸香(インドで乳香を含めた使われていた香料)として伝わったともされる。『サマルカンドの金の桃』においても、「唐でも薫香として使われたが、それほど広く利用されたわけではない。しかも、高価だった。」9)と書かれており、広く普及してはいなかったと考えられる。また、4、5世紀頃からすでに薫陸と呼ばれる香
が西方から伝わっているものの、インドで他の香料とを混ぜ合わせた加工品などが多く出回り、当初は乳香を個別の香料として認識できなかったらしい。8)

①媚薬・香料としての用途

 「歴史史料のなかには,売買される女奴隷に乳香で香り付けをしたという記事や,夜の情事のために乳香と砂糖を混ぜ合わせたものを口臭消しとして用いたという記事が散見する。」のように乳香は臭い消しであり、媚薬として使われていた。1)
 乳香は、古代エジプトから、ギリシア、ローマ時代の代表的香料として高価なものでありつづけた。英語ではフランキンセンスという名がついている。現在では、香水やアロマセラピーに水蒸気蒸留を経て得られた精油としても知られている。
「(註:樹皮を傷つけ、滲出した乳液を硬化させ数日後採取された乳香は)ゴム質であるため普段はほとんど匂わないものの、火をつけると融解し,香煙を発する。乳香のことを英語でfrankincenseと呼ぶが,これはフランス語のfrancencens(註:franc(真の)、encens(香り)、すなわち「真の香り」という単語に由来する。つまり,中東や地中海周縁部で古来焚かれていた乳香こそが香りであるという考え方が、ここに垣間見えている。」1)
 フランキンセンスは香水の保留剤としても用いられる。古代オリエントのエジプト人は化粧として若返りのパックとしても使用していた。
 アロマセラピーでは、「平静な感情を起こし、心を和ませる。肺を浄化し、老化した肌を活性化、新たな活性を与える。しわを伸ばして消してしまう。皮膚の強壮剤で、皮脂の分泌のバランス調整する」とされ、心身両面に働くものとされている。10)
“皮膚の強壮剤”という使用法は、医療での創傷治癒における使用法と関係がある。

②宗教儀式としての用途

 古代エジプトでは、太陽神ラーへの薫香として、「香烟によって霊魂を天に呼ばせ給え」日の出に乳香を用いていた。8)
 メソポタミアにおいても紀元前2500年頃には祭壇で乳香が焚かれていた記録が残り、神に捧げ悪霊を追い払うために用いられた。8)乳香の芳香は神聖さでもあり、病を浄化するような意味でも使用されたようである。
 乳香に関する記述は、旧約聖書に乳香は22回、新約聖書に3回登場する。中でも最も有名な記述は以下の通りである。「(東方の三博士たちは)母マリアのそばにいる幼な子に会い、ひれ伏して拝み、また、宝の箱をあけて、黄金・乳香・没薬などの贈り物をささげた」「マタイによる福音書」第2章11節、『新約聖書』(日本聖書協会1977)
 キリスト教会では黄金は王に贈る物,乳香は神に贈る物,没薬は死者に贈る物と解釈されている。11)このように乳香は高価でかつ神聖なものの象徴であった。
 イスラーム圏においては、イスラーム教だけでではなく、ユダヤ教徒もキリスト教徒も乳香を焚いていた。
「南アラビアからもたらされた乳香は,中東や地中海周縁部において,主に焚香料として用いられてきた。香炉に火をつけた炭とともに置くと,乳香はたちまちのうちに香煙を発する。民家やイスラーム教徒のモスク,キリスト教徒の教会,ユダヤ教徒のシナゴーグを訪れれば,空気を清めたり香り付けしたりするために焚かれている様子を現在でも見ることができる。」「さらには,イスラームの精霊であるジン(註:(イスラームにおける精霊)を呼び出したいときには,両手に乳香の煙をまとわせた状態で聖典クルアーンの第72章であるジンの章を詠みあげるとよい、とも書かれている。」1)

③生薬としての用途

 古代オリエントのエジプト人は乳香と肉桂(註:シナモンの類)を合わせて手足の痛みを和らげていたとされている。

キリスト教

 11-14世紀のエジプトのユダヤ人コミュニティーにおいて、乳香が眼病や皮膚病、歯の充填、犬の噛み傷、サソリや蜘蛛の刺し傷、出血に対して使用されたとあり、ユダヤ人においても薬用として長らく用いられてきた可能性が高い。11)「イエスが生きた時代と同時代にローマで活躍したケルススの『医学論』によれば,新約聖書の時代にも乳香は創傷の出血を止め痂皮を形成させたり局部を浄化したりする作用が期待され,創傷治療のための貼付剤に使用されていた。乳香は,傷口にかさぶたを形成させる製剤の筆頭成分として記されていることから,痂皮形成作用が強く示唆される。ヨシヤ王治世の紀元前約670年より前から創傷治療のために既に用いられており,礼拝に関連する香料と並んで傷薬として重用されていたことが示唆される。」12)
 具体的には、「エレミヤ書には傷薬として記されている箇所が3か所ある。「医者はいないのか」(エレミヤ8:22)や「その傷に乳香を塗れ」(エレミヤ51:8)からヨシヤ王の治世の紀元前約640年に乳香が傷薬として使用されていたことが示唆される。宗教的には傷のいやしが穢れの清めを意味すると考えることもできる。」12)
 植物学者で宗教学者のモンデンクは、「苦痛を減少するために、架刑の直前にイエズスに与えられようとしている没薬(註:乳香とよく合わせて用いられる生薬)は、麻酔薬の出来る以前の大手術などでは、大量に飲まされたものです。」と述べている。当時処刑者の苦痛を緩和する目的で、ブドウ酒の杯には僅かの香(乳香・没薬)を入れる習慣があった。13)
 乳香は創傷治癒と止痛目的で用いられており、他の文化圏への伝播の中でも概ね変わっていない。

ギリシア・ローマ

『ディオスコリデス薬物誌』14)では、「乳香には収斂作用、温める作用、瞳の曇りを浄化する作用、潰瘍の抉(えぐ)れた個所を満たして瘢痕を形成する作用、出血を伴う外傷を癒合する作用、あらゆる出血さらに脳膜出血を押さえる作用がある。」と書かれ、さらに「健康な人が服用すると精神錯乱を起こし、ブドウ酒と一緒に多量に飲み過ぎると死ぬこともある。」との注意点も挙げられている。
 また乳香の煤も「目の炎症の鎮静作用、体液の異常流出を抑える作用、潰瘍をきれいにする作用、角膜のただれを塞ぐ作用、悪性腫瘍を押さえる作用」14)に使われている。悪性腫瘍についての効果は期待出来なかったかもしれないが、煤として精油部分を除き、ゴム状物質を主成分とすることで、粘膜の収斂作用が期待されたと考えられる。

イスラーム圏

「イスラーム教の聖典『アル・クルアーン(コーラン)』では、乳香にはほとんど触れられていない。その一方で、ムハンマドの言行録であるハディースには随所に記述が見られる。ただしその多くは宗教的なものではなく、治癒薬としての利用となっている。乳香を焚いて家内を消毒のために(?)燻すなどの香煙の利用とともに、去痰薬として気管支炎に効くとされるほか、不眠症や健忘症など神経性の病気の治癒、擦り傷や止血にも効力があるとされた。」8)
 芳香が伝染病の予防に良いと、当時の伝統医学では考えられており、“空気の浄化”のために用いられていた。
 13世紀に没したイブン・アルバイタール(註:イスラム圏の医薬学者)が著した薬学書には,乳香が有効とされる病気や怪我として,ひょうそや皮疹,火傷,凍傷,頭痛,ふけ,脱毛症,耳のなかの傷,目のなかの潰瘍,目の充血や淋病,乳房の炎症,心臓の動悸,食欲不振,胃痛,消化器官や臀部の潰瘍,下痢,赤痢,便秘などが挙げられている。1)
 皮膚粘膜の損傷に対しての治癒促進が主と考えられる。消化管疾患に多く用いているのが特徴である。

中国

 中国においては、乳香は伝統医学の中で用いられてきたが、現在においても中国では“現役”の生薬である。
「乳香は医療にも使われ、外性の潰瘍や腸の症状に処方されていた。道教の医術者たちは、穀物の代わりに乳香を食べれば延命効果があるとした。」9) 道教での使用法は例外的と考えられる。ただ、イスラーム圏でのスーフィーらは、乳香が知性や記憶力の強化に適していると述べている。9)実践的な医学というよりは、宗教的なニュアンスが強いかもしれない。
 中国においては医療目的では創傷に対しての止痛、皮膚の再生促進の目的で使われている。中華民国時代の医師張錫純が乳香をよく用い、活絡効霊丹(乳香以外に没薬、当帰、丹参を含む)という処方を残している。活絡効霊丹の霊は日本語のニュアンスとは違い、「効果が高い」という意味である。使用目標は胸痛、腹痛、四肢の疼痛、打撲外傷の腫脹疼痛、腹腔内腫瘤、化膿性疾患の初期となっている。創傷治癒促進、止痛という点では共通している。

結語

 乳香は中東特有の植物から抽出される乳香樹(Bowsella carterii Birdw)の樹脂である。アラブの人々の芳香への憧れの象徴でもあり、媚薬、香料としてだけではなく、宗教上、医療上にも良く用いられてきた。これらの用途は、古代オリエント、ギリシア・ローマ、イスラームにおいても同様である。中国では医療用に特化され、現在においても創傷治癒促進、止痛目的で使用されている。アロマセラピーでは乳香の精油のみを水蒸気蒸留し、その名はフランキンセンス(真の香り)として知られている。

Abstact

Frankincense is the resin of the frankincense tree (Bowsella carterii Birdw) extracted from a plant endemic to the Middle East. It is also a symbol of the Arab people's longing for fragrance and has been used not only as an aphrodisiac and fragrance, but also for religious and medical purposes. These uses are similar in the ancient Orient, Greco-Roman, and Islamic. In China, it is specialized for medical use, and is still used today to promote wound healing and reduce pain. In aromatherapy, only the essential oil of frankincense is steam distilled and its name is known as frankincense which means true scent.

参考文献

  1. 馬場多聞:乳香のはなし.中東協力センターニュース 2020.
    https://www.jccme.or.jp/11/pdf/2020-01/know01.pdf
  2. 前嶋信次訳:アラビアン・ナイト別巻:アラジンとアリババ. 平凡社,1985
  3. エドワード・ホール著,日高敏隆他訳:かくれた次元,みすず書房,1970
  4. 田中 耕一郎, 三浦 於菟:嗅覚と、香りを有する生薬についての一考察(上),漢方の臨床58巻3:542-546,2011
  5. 田中 耕一郎, 三浦 於菟:嗅覚と、香りを有する生薬についての一考察(下),漢方の臨床58 4:741-750,2011
  6. 趙中振,陳虎彪:中薬材鑑定図鑑 生薬の中国伝統評価技法,NTS,2012
  7. 米田該典 監修,鈴木洋 著:漢方の薬の事典,医歯薬出版社,1994
  8. 小磯学:乳香とオマーン:その歴史、文化、観光について,神戸山手大学紀要.18: 201-219, 2016, http://id.nii.ac.jp/1084/00000636/
  9. エドワード・H・シェーファー著,吉田真弓訳:サマルカンドの金の桃,勉誠出版,2007
  10. ワンダ・セラー著、高山林太郎訳:アロマセラピーのための84の精油,フレグランスジャーナル社,1992
  11. 馬場多聞:中世イスラーム世界における乳香,嗜好品文化研究,2,109-115,2017
  12. 野田康弘:新約聖書時代の乳香の薬用法, 金城学院大学キリスト教文化研究所紀要,2012,16:9-19
  13. 大柳博士:聖書からの『天からのパン』と乳香、没薬について、和漢薬第45巻第1号(平成7年)
  14. 岸本良彦 脚注:ディオスコリデス薬物誌,八坂書房,2022

投稿者:田中耕一郎

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